ZenFone ARで人やフィギュア、花壇、部屋も3Dで取り込んで遊べる? 近未来のスマホは凄いことになる 

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今夏は、高性能かつユニークな機能を搭載したスマートフォンが数多く登場してきています。
その中でも最も異彩を放っているのがARとVR両方に対応したASUS ZenFone ARでしょう。

ZenFone ARは、
・AR(拡張現実)の「Tango」
・VR(仮想現実)の「Daydream」
の2つの技術に対応している初のスマートフォンです。

ZenFone ARは、この2つの技術を実現するために「TriCamera System」と名付けられた3つのカメラを搭載しています。
・深度カメラ(赤外線カメラ)
・モーショントラッキングカメラ
・2300万画素カメラ
また、レーザーオートフォーカス、デュアルカラーLEDフラッシュも搭載。

プロセッサーは、Qualcomm Snapdragon 821 (クアッドコア)、GPUはAdreno 530を搭載。
さらにメモリーは、上位機種で8GB、下位機種で6GBと、通常のスマートフォンの約2倍もの容量と、3,300mAhバッテリーを搭載したモンスターモデルなのです。


AR技術といえば、人気スマホゲーム「ポケモンGO」が記憶に新しいですね。ポケモンGOでは、AR技術を利用して、カメラを通した現実の景色の中にポケモンが出現しました。

では、ZenFone ARでは、どのようなことができるでしょうか?

ZenFone ARは、ARアプリによって、
・実際の部屋や景色の中に椅子やポットなどの物体やキャラクターを配置する
・景色の立体に文字をかいたり、大きさを3D計測したりできる
・立体を3Dスキャンして、本体に取り込むことができる
こうした、今まで専用のシステムや機材が無ければできなかったことが可能となります。
例えば、部屋の模様替えなどで家具のオブジェクトを置いたり、購入する家具や家電を自分の部屋に配置してみたりすることも可能になります。
これらは、不動産市場などでの活用が期待されています。

とはいえ、こうした法人ニーズは、個人ユーザーには、ピンときませんよね。
ZenFone ARのARアプリで、最も面白く、多くの人が驚き、興味を引かれるのは、実際の物体をスマホ本体だけで3Dスキャンできる「Matter port Scenes」アプリでしょう。

「Matterport Scenes」は、周囲にある物体を前述の3つのカメラで3Dスキャンできるプリです。
取り込んだ物体は、アプリ内で、ぐりぐり動かすことができます。

紫陽花も、まるごと3Dスキャンして、360度ぐりぐり動かしなら、見るもとがきます。



花壇もまるごろ3Dスキャンできる


ざっくり言えば、SF映画にでてくるように 周囲を3次元スキャンして立体として保存できるわけです。
・屋外や街中の造形物などを立体(3D)で取り込める
・部屋の中やフロアなどを立体(3D)で取り込める
・フィギュアや人物などを立体(3D)で取り込める


フィギュアの取り込みも可能


「Matter port Scenes」アプリの使いか方は実にシンプルで簡単です。
・アプリを起動して、スキャンボタンを押す
・立体の場合は、周囲を360度と、上か下90度を撮影する
・部屋の中の場合は、360度と、上か下90度を撮影する
これだけです。


室内のエレベータホールなども取り込める



3Dスキャンしたデータは、編集機能を使うことでトリミングができます。
トリミング機能では、不必要な部分をカットして、必要対象だけに切り取ることができます。


3Dスキャンしたデータはトリミングできる



3Dスキャンでスマホに取り込んだデータは、スマホ内に保存し、後はアプリ内で、ぐりぐり指で動かせます。


取り込んだ3Dデータはスマホ内に保存できる


3Dスキャンできる範囲は、1〜4m、
立体の場合、人なら3人ほど、車のボンネットくらいの大きさまでならスキャンできます。
部屋の場合、3〜4畳ほどの広さはくらいスキャンできそうです。

ただ、現状のスキャンは、
・十分な光量が必要
・黒色部が抜けやすい
・細かいディテールは苦手
といった弱点や制限が、まだあります。

それでも、スマホ本体だけで、目の前の物体を3Dスキャンして取り込めることには、十分に驚ろかされます。スマホは、ただの電話機、ネットツールからに止まらないモノに進化を初めていることを感じます。


現時点で3Dスキャンしたデータを直接SNSなどに投稿はできません。
しかし、ZenFone ARには、ゲームプレイの録画アプリ「Game Genie」がインストールされていますので、これを使って、ぐりぐり動かす様子を動画にしてSNSなどにアップすることができます。
また「Game Genie」は、ライブストリーミングにも対応していますので、YouTubeやTwitchなどで配信すること可能です。


人物も3Dスキャンできる


ZenFone ARを使って、スマホ単体で身近にある物体や人物をスキャンして、ストレスなくぐりぐりと動かせるのは驚きです。
とはいえ、まだZenFone ARの機能を十分に楽しむには、アプリもサービス環境も、まだ整っているとはいえません。また3Dスキャン品質も、まだまだ改善は必要でしょう。

しかしながら、スマホで3DスキャンしてSNSで共有したり、3Dプリクラをぐりぐり動かせたりするといったSFのような生活も、まもなく現実になるのも近いかもしれません。