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 女は芸の肥やし。芸人界にはびこる不文律は、未来永劫変わらないのか――。

 最近、芸人たちの浮気・不倫報道が続いている。

 記憶に新しいところでは、フジテレビの人気アナウンサー・山崎夕貴と交際中のピン芸人・おばたのお兄さん。出待ちしていたファンとの浮気が、女性からの告発と写真提供によってバレた。さらに今週は、デニス・植野行雄も36歳美女から二股交際を暴露されている。

 両件はいずれも男性側が独身。だが、既婚者芸人の裏切り不倫も、ここ数年の間、週刊誌を賑わし続けている。

 今年上半期だけでも、千鳥・大悟、「ラッスンゴレライ」で一世風靡した8・6秒バズーカーのはまやねん、東京03・豊本明長(女子プロレスラーのミス・モンゴルと婚約中)、トータルテンボス・大村朋宏、COWCOW・善し(発覚後離婚)など。

 さかのぼれば14年には、ダウンタウン・浜田雅功も、グラビアアイドルだった吉川麻衣子(当時29歳)と3年間にわたった不倫がバレている。その際に、妻の小川菜摘はブログで「意気消沈ゴリラになっています」と芸人の妻らしく応じたことで、器の広さを見せていた。

 ではなぜ、芸人は“浮わついた気持ち”を絶ち切れないのか。単純に、飲む(酒)・打つ(博打)・買う(女性)をできる芸人が一流の証だという刷り込みが消えないからだろう。お妾さんを抱える風習を見て育った昭和芸人が、今芸人ヒエラルキーの上層部にいる。そうして歴史が紡がれてきた。彼らが抱えていた愛人が女優やモデル、レースクイーン、ホステスなど、美を生業にしている例が多いのも特徴だ。

 しかし、まれに「浮気は男の甲斐性」で許される芸人もいる。それが、前出の浜田だ。昨年、『VenusTap』が女性500名に「不倫したけれど許せる男性芸能人は?」というアンケートを実施すると、「不倫は文化」発言で猛烈バッシングされた俳優・石田純一を抑えて、浜田が堂々トップに輝いている。

 浜田の不倫発覚時にはツイッターで、「浜田を許してやってくれ」、「金髪豚野郎に続く名言、意気消沈ゴリラ」、「菜摘、さすが芸人の嫁」など、浜田を擁護したり小川の対応を賞賛する意見が多く見受けられ、夫婦ともにダメージゼロのまま、幕を引いた。

 ところが、フライデーに不倫をスクープされた一発屋芸人のはまやねんの場合は、「あの人は今状態」、「こんな小物をロックオンする『フライデー』がすごい」と、ボロカスだ。

 世の中に、代償なき不倫など存在しない。しかし、芸人の場合は、本人のパーソナリティと芸風、芸能界でのポジション、そしてすべらないフォローがあれば、結果オーライともなるようだ。