吉田博展が新宿で開催 - 世界を渡り歩いた「絵の鬼」の風光明媚な風景画、ダイアナ妃の肖像も

写真拡大

近代日本画の巨匠、吉田博の絵画を展示する「生誕140周年 吉田博展 山と水の風景(YOSHIDA HIROSHI A Retrospective)」が開催される。東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて2017年7月8日(土)から8月27日(日)まで。

「絵の鬼」吉田博

今回開催される「吉田博展」では、明治から昭和にかけて風景画の第一人者として活躍した吉田博の作品を初期から晩年まで一挙公開。10代から「絵の鬼」と言われるほどの鍛錬を積み、欧米を中心に世界各国で活躍した吉田博の絵画の魅力を存分に楽しむことができる。

自ら渡米しデトロイト美術館で個展を開催、名声を確立する

吉田の名声を確固たるものにしたのは、確かな絵の腕はもちろんその行動力であるともいえるだろう。仏留学を国費での留学をせず、自費でわずかな生活費を持ち渡米、デトロイト美術館で作品を売り込み1000ドル分もの自らの絵を売り上げた。当時の1000ドルは、小学校教諭の生活費13年分に相当したという。これ以後、吉田は欧米で次々に展覧会を成功させていき、GHQマッカーサーやイギリス王室のダイアナ妃など海外の要人からも高い評価を得ていった。

日本アルプスを美しく描く山岳画家としての顔も

自然美に強く心惹かれていた吉田博。とりわけ高山への関心は高く、題材として多く起用した。毎年日本アルプスの山々に登っていたという吉田の自然への思いが伝わってきそうな美しい山々の絵画は見どころの一つだ。

浮世絵を吉田流に再解釈した「木版画」

アメリカで、風俗画としての浮世絵が人気であることに不満を覚えた吉田博は、後半生以降木版画に取り掛かった。洋画のタッチを基調に、高度な伝統技術を組み合わせ鮮やかな色彩表現を可能とした木版画は吉田の代表作となっていく。陽光のきらめきや帆船の影のゆらぎを見事に表現した「瀬戸内海集 帆船 朝」は、水を描かせたら右に出る者はいないといわれた吉田がその真骨頂を示した作品と言えるだろう。

【詳細】
生誕140周年記念 吉田博展 山と水の風景
会期:2017年7月8日(土)〜8月27日(日)
※月曜日休館 (ただし7月17日・18日は開館)
※会期中展示替えあり。記事中に紹介した作品は全会期で展示
前期 2017年7月8日(土)〜7月30日(日)、後期 2017年8月1日(火)〜8月27日(日)
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
住所:東京都新宿区西新宿1丁目26-1
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料:一般1,200(1,000)円、大学・高校生800(650)円、65歳以上1,000円
※かっこ内団体・前売り料金
※中学生以下無料
※障害者手帳提示で本人と付添の方一名無料
※2回目以降は有料半券提示で一般800円、大学・高校生 500円、65歳以上 800円

【問い合わせ先】
ハローダイアル
TEL:03‐5777‐8600


[写真付きで読む]吉田博展が新宿で開催 - 世界を渡り歩いた「絵の鬼」の風光明媚な風景画、ダイアナ妃の肖像も

外部サイト

  • 「ゆかたで野外シネマ」東急プラザ・おもはらの森で - 屋上テラスでビール&映画を楽しむ
  • 「ゼスプリ キウイ ハント」ぷるぷるひんやりのキウイパフェストア、表参道に期間限定オープン
  • 漫画「宇宙兄弟」のプラネタリウム作品、コニカミノルタプラネタリウム“満天”で限定上映