「スマホdeドック」の画面イメージ。(KDDIの発表資料より)

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 KDDIは、同社が提供している自宅で健康チェックを行えるサービス「スマホdeドック」の平成29年度事業に、過去最多となる42市区町村を含む45団体が参加を表明したと発表した。夏からは、「スマホdeドック」を使って、手軽に健康相談ができる健康相談サービスも開始する予定だ。

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 「スマホdeドック」は、専用の在宅検査キットが用意されており、子育てをしている主婦や自営業者など、多忙な人でも自宅などで簡単に検査を行えるシステムとなっている。検査結果は、スマートフォンで確認することができる。サービスは、提携した自治体や団体を通じて市民や利用者に提供されるが、KDDIのサービスをまったく利用していない人でも検査を受けることができる。

 血液検査の結果を閲覧し、健康状態に不安や疑問がある人は、医師や看護師、管理栄養士など専門的な知見を持つ人に相談することが可能。生活習慣病の予防のため、どのような生活習慣の改善を行えばいいのかという未病を防ぐための相談も受け付けている。相談は、スマートフォンやパソコンを通じて行えるという。また、検査結果は、閲覧後30日間は無料で何度でも繰り返し確認することが可能だ。

 KDDIでは、オンラインを利用した健康相談サービスの豊富な実績があるエス・エム・エスと提携することで、有資格者を巻き込んだサービスの提供を可能にした。

 血液検査は2015年4月から「生化学14項目血液検査サービス」として実施されており、2017年1月からは「胃がんリスクチェックABC分類」というサービスも追加されている。

 血液検査は、専用の検査キット「デメカル血液検査セットFF」を利用し、0.065mlの血液を採取する。微量なので、誰でも簡単に行えるのがメリットだ。採血した血液を専用検査センターに郵送すると、約1週間後にWebのマイページから、糖尿病の指標など14の項目について結果を確認できる。さらに、各人に合わせた医学的な説明と改善のためのポイント、悪化した原因についてもコメントが添えられている。

 また、「スマホdeドック」は他にも、地域の医療機関や病名の検索機能も付加することで、病気の早期発見のための受診率の向上、健康に対する意識の底上げも行う。つまり、このサービスを利用することで、自治体や団体が行う保険医療サービスの負担が軽減される。

 地域の医療機関検索や病名検索サービスは、メドレーとの提携によって行われる。

 インターネット上には、膨大な数のヘルスケア関連情報が錯綜しているが、こうした簡単かつ迅速に血液検査を行え、その結果を踏まえた専門家の意見を聞けるサービスは、数少ない。情報の信頼性も高く、今後多くの自治体に広まることが期待される。