3000円を切る自撮りライト「フォトジェニックライト レイミー」で、インスタ映えは目指せる?
ブラザーエンタープライズは2017年6月28日、スマホと連動するLED自撮りライト「フォトジェニックライト レイミー」を発表しました。実売想定価格は2750円(税抜)。全国の家電量販店、オンラインストアで本日より購入できます。

発表会場には松崎しげるさんと、舟山久美子さんが登場し、対照的な2人による自撮りのデモンストレーションも行われました。

リモートシャッターとしても使えるスティック型の自撮りライト


「フォトジェニックライト レイミー」は電源は単四乾電池1本(別売)で駆動するスティック型のLEDライトです。連続点灯可能時間は約2時間。色温度は4000Kで、重さは47g(乾電池含まず)。



本体下にあるダイヤルを回すと光量の調整も可能なほか、スマートフォンとBluetoothで接続し、リモートシャッターとしても使えるようになっています。


キャップを外すとライトが現れます。上のボタンがライトのスイッチ、下がシャッター。本体底面は調光ダイヤルになっています


スイッチをスライドさせると点灯


立てて使うこともできます

2016年10月からプロフェッショナル向けに発売している据え置き型のブライダルライト等に続く第2弾で、持ち運びやすいサイズと、遊技技術で培った証明技術を活かした高い演色性により、料理や人物、物が自然な色合いで撮れるのが大きな特徴です。他社ではでにくい赤や青もしっかりでるため、女性の肌の色が自然で健康的に見えるといいます。

クリップ型が多い中あえてスティック型にしたのは、自由なライティングを目指したからとのこと。デザインも、ターゲット層へのヒアリングの結果、美容家電のデザインが好まれていることが分かり、参考にしたといいます。

パチンコで培った演色技術を自撮りライトに活かす


冒頭、ブラザーエンタープライズの代表取締役社長である川瀬雄二氏が登壇。「ブラザーエンタープライズはブラザー工業の子会社であり、主にパチンコを中心としたアミューズメント事業を手がける創業28年目の会社。これまでも法人向け、一般消費者向けにいろいろ開発してきたが、今回のような新製品発表会を開催するのは、実はこれがはじめて」として、製品にかける意気込みを語りました。


ブラザーエンタープライズ 代表取締役社長 川瀬雄二氏

続いて、取締役 商品企画部長の浜崎博史氏が製品の開発経緯や特徴について説明。パチンコはLEDライトの照明技術を駆使しており、これまでまぶしくなく、綺麗に使う技術を培かってきたといいます。今回発売された「フォトジェニックライト レイミー」は同社の照明技術を活かして作られたとのことで、「高い演色性技術により本来の色がどれだけ再現できるかがポイント。自撮りや商品撮影が流行っているが、自然光が重要であり、ここにニーズが隠れていると気づいた」と開発経緯を説明しました。


取締役 商品企画部長の浜崎博史

「自撮りや物撮りを楽しむ10〜30代の女性がターゲット。初年度5万個を目指しているが、内心その倍はいきたい。今年度内にさらに新製品を発表する予定」と自撮り市場への期待の大きさを語りました。


「フォトジェニックライト レイミー」の演色性の高さをグラフで説明


食べ物も美味しそうに撮れるそうです

色白のくみっきーと真っ黒なコゲッキーが並んで自撮りデモ


会場では、ギャル男に扮した松崎しげるさんと、セーラー服に身を包んだくみっきーこと舟山久美子さんが登場し、「フォトジェニックライト レイミー」の有無による写真の違いをその場で実演してみせました。


「フォトジェニックライト レイミー」の効果を実演したくみっきー(左)とコゲッキー(右)

Instagramではフォロワーが23万人もいるくみっきーさんは、デモンストレーション時には「上から取るのがコツ。顔がシュッとして小顔効果があるし、目も大きく見えるから」とアドバイス。さらに「アプリだと不自然だけどレイミーは自然。ライトは自撮りに欠かせない。ライトを求めて移動するくらい。これがあればコンパクトなので便利」と絶賛。


照明を落とした場所で自撮り。松崎氏の顔が沈み、歯しか見えない状態に


「フォトジェニックライト レイミー」で顔を照らして再度自撮り。今度は表情がわかります


お茶目な行動でくみっきーを驚かせるコゲッキー

「学ランを着たのは50年ぶり」という松崎しげる氏は、くみっきーから「コゲッキー」とニックネームをつけてもらい大喜び。自撮りの実演時には「(ライトがないと真っ暗になって見えなくなってしまう)松崎しげるには必需品だよね!くみっきーの肌色もすごく自然!」とコメント。最後は世界で1つだけという特製松崎しげるモデル(ブラック)をプレゼントされ、「専用機でぶりぶり言わせるよ!」と自撮り宣言も。くみっきーに「恋人ポーズ」をおねだりしたり、「レイミ〜ッ!」と得意のジングルもサービスするなどして、ハイテンションに場を盛り上げました。


プレゼントされたオリジナルモデルに喜ぶ松崎しげる氏


松崎しげるモデルはむしろ一般ウケしそうな気がします

スティック型の使いやすさがカギになるか


色白のくみっきーさんと、こんがり焼けた松崎しげるさんという明暗のハッキリした2人の顔も、「フォトジェニックライト レイミー」の下ではとても自然に写っていました。展示コーナーで試してみましたが、確かに「フォトジェニックライト レイミー」の光はかなり自然で、自撮りアプリとの相性もよさそうです。


ライトなしのMate 9のインカメラ(ビューティーモードレベル5)


「フォトジェニックライト レイミー」で照らしたMate 9のインカメラ(ビューティーモードレベル5)。自然な色合いで撮れています

ただし、気になったのはその形。クリップ型のライトも外して単独で使えることを考えると、スティック型は1人で撮るときは三脚などがないと両手がふさがってしまうというデメリットもあるため、好みの分かれるところとなりそうです。「フォトジェニックライト レイミー」のユニークなところは、ライトの中にリモートシャッター機能を備えている点なので、うまく活用できる環境を用意したいところです。


披露宴会場やキャスター用のライトとして人気だというプロフェッショナル用のレイミー

スティック型の使いやすさには疑問も残る