パキスタン北部の高峰ナンガ・パルバットを登山中に行方不明となったスペイン人のアルベルト・ゼライン氏。ギルギット・バルティスタン警察提供(2017年6月27日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】世界第9位の高さを誇る一方、登山家の死亡率が高いために「人食い山」とも呼ばれるパキスタン北部の高峰、ナンガ・パルバット(Nanga Parbat、標高8125メートル)の登頂を目指していたスペイン人とアルゼンチン人の登山家2人が行方不明になった。登山専門家が27日、明らかにした。

 パキスタン山岳会(ACP)の広報担当者がAFPに明らかにしたところによると、行方不明となっているのはスペイン人のアルベルト・ゼライン(Alberto Zerain)氏とアルゼンチン人のマリアノ・ガルバン(Mariano Galvan)氏の2人。

 今回の登山を手配した旅行会社のオーナーの話によると、2人は今月19日にベースキャンプを出発したが、悪天候により高度6100メートルの地点で3日間、テント内で待機していたという。このオーナーはAFPに対し、「天候が回復したため2人は再度頂上を目指したが、23日になってベースキャンプにいるわれわれのスタッフと連絡が取れなくなった」と説明した。

 オーナーはさらに「山にいるシェルパの見立てによると、2人は登山して捜索することが不可能な高度7000メートル超の場所にいるものと思われるため、われわれはヘリコプターによる捜索と救助を要請した」と語り、「天候次第では、今日か明日に捜索が開始される」と明かした。

 ナンガ・パルバットでは1953年に初登頂がなされるまでに、登頂に挑んだ登山家30人以上が死亡し、「人食い山」との異名を取っていた。
【翻訳編集】AFPBB News