新生児の手に触れる母親の指。フランス北部ランスの病院にて(2013年9月17日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】欧州人権裁判所(ECHR)は27日、まれな遺伝子疾患を発症している赤ちゃんの延命治療を終わらせるべきとした英高等法院の判決をめぐり、最終的にこの判決を支持する判断を下した。

 フランス北東部ストラスブール(Strasbourg)にあるECHRは2週間前、まれな遺伝子疾患を発症し、脳に損傷を負っている生後10か月の男児チャーリー・ガード(Charlie Gard)ちゃんに対し「適切な」治療を継続するよう英政府に命じる暫定的な判断を下していた。

 一方でこれに先立ち、両親は治療のためにチャーリーちゃんを米国に連れて行きたいと希望していたが、英高等法院は「尊厳死」が認められるべきとの判決を下していた。

 チャーリーちゃんの治療を行う英ロンドン(London)の病院の広報担当者は「今日のECHRの決定は、とても困難な訴訟プロセスに終わりを告げるもので、当院が優先するのは、次の段階に向けた準備を行いながら、チャーリーちゃんの両親を可能な限りの支援を提供することだ」とコメント。「急いでチャーリーちゃんの治療を変更する必要はないし、今後の治療計画について、慎重なプランニングと議論を行っていく」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News