中国でよく見かける輸入雑貨の店では、哺乳瓶や紙おむつといった乳幼児向け商品や、化粧品、グラノーラなどの日本商品が人気だ。中国製品に比べて値段が高くても、その輸入品が「本物」であるならば「品質が高く、安全」という認識があるため、売れ行きも上々のようだ。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国でよく見かける輸入雑貨の店では、哺乳瓶や紙おむつといった乳幼児向け商品や、化粧品、グラノーラなどの日本商品が人気だ。中国製品に比べて値段が高くても、その輸入品が「本物」であるならば「品質が高く、安全」という認識があるため、売れ行きも上々のようだ。
 
 だが、輸入品に人気があるとなれば、その輸入品を模した偽物が出回るのが中国だ。それゆえ中国人旅行客は日本で「本物」の商品を購入したがるわけだが、その一方では「日本はなぜ偽物の商品が出回っていないのだろうか」という疑問も抱くようだ。
 
 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本には外国人にとって魅力的な文化や観光地がたくさんあるが、中国人にとっては「安心して買い物ができる」ことも大きな魅力となっているという点を紹介している。多くの中国人が日本を訪れるのは美しい風景を楽しみたいという理由もあるようだが、「日本の商店では基本的に偽物が売られていないので安心して買い物ができる」とし、これは日本を訪れる中国人がみな最初に感じることだとした。
 
 また日本ではレジ横に偽札をチェックする機械が置かれているのを見ることはないが、中国では一番大きな単位の紙幣にあたる100元(約1600円)札をチェックする機械がレジ横に置かれているのはごく一般的なことだ。機械がない店では店員が念入りに紙幣を透かすなどして確認するが、これで気を悪くしてはいけない。それほど偽札が出回っているということなのだ。
 
 記事は日本で偽物や偽札が流通していない理由として、「日本の社会は誠実さを非常に重視するゆえ、企業の大小に関わらず、信用を一度でも損なうと存続できない」とし、ゆえに小さな雑貨店であっても置かれているものは奇妙な代物ではなくすべて正規品なのだと指摘した。また偽札が流通していないのは、日本紙幣は精巧に作られているゆえにそう簡単に偽造できないためだと論じた。
 
 中国ではネット通販のみならず、実店舗でもいつ偽物をつかまされるか分からない。また、食べ物についても、これまで食の安全性を揺るがす事件が相次いでいることを考えれば、違法な化学物質が添加されている可能性も否定できず、心から安心して食べられるものは多くはない。日本で生活していると当たり前に感じるが、安心して買い物ができるというのは中国からすれば全く当たり前のことではないのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)