(写真提供=SPORTS KOREA)

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厚生労働省の国民生活基礎調査によると、日本の「子供の貧困率」は13.9%(2015年)。過去最悪だった前回調査(2012年、16.3%)からは改善したが、依然として高水準だ。

経済協力開発機構(OECD)が2013年に取りまとめたデータを見ると、加盟国平均の「子供の貧困率」は13.3%となっている。日本はOECD平均を上回っており、早急な対策が求められているといえよう。

日本の高い「子供の貧困率」に関しては、韓国でも報じられている。

「韓国の2倍の高水準だ」

『KBSニュース』や『YTN』などが関連ニュースを伝えるなか、「日本の子供、7人中1人は貧困状態…子供の貧困率は韓国の2倍水準」と見出しを打ったのは『聨合ニュース』だ。

『聨合ニュース』は日本の「子供の貧困率」の高さを指摘しながら、「韓国保険社会研究院の“2015年貧困統計年報”研究報告書によると、(韓国の)全体の貧困率は日本より少し低い13.3%で、子供の貧困率は7.0%と日本の半分の水準だった」と伝えた。

「子供の貧困率」は、平均的な所得の半分を下回る世帯で暮らす17歳以下の子供の割合を示めしている。

日本の数字は意外なほど高いと感じるが、それは韓国ネット民たちも同じようだ。

「日本が韓国の2倍? そんなことあるのか」「韓国の統計は信じられないんだが…」「日本の貧困な子供は、韓国に来れば富裕な子供になる」といった反応があった。

「国は金持ちだが個人は貧乏、それが日本」

興味深いのは、日本での生活について意見する韓国ネット民が多いということ。

「日本に住んでいる人が言っていたが、最初は韓国よりも暮らしやすく感じたが、6カ月もすると韓国のほうが暮らしやすいってさ」
「日本に1カ月でも暮らせば、情のないところだとわかる」
「徹底した個人主義の国だから、他人に苦しいなどと絶対にいえない。飢えたら、飢えるしかない」
「日本は旅行にはいいが、暮らすのはよくないんだろう」

また、「国はお金を持っているが個人は…」「国家は金持ちだが、国民は貧乏な国。それが日本」と、国家と個人のギャップについて指摘する人もいた。

社会問題という点では、日本と韓国に共通点が多いからだろうか。

「韓国の将来の姿だろう。富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる」「不必要な日本の心配…日本よりも韓国のほうが問題」と韓国を危惧する声も。

他にも、「“ヘル日本”の真実は、まだ1%も明かされていない」「ついにこういう記事が出たか。日本の子供の貧困率が高いのは3〜4年前から海外メディアが報じていた。5歳の子供が蕎麦だけ食べていたとか、韓国より深刻だ」などの書き込みがあった。

少なくない韓国ネット民たちが日本の痴漢問題について、「逃げ方も創造的だ」などと嘲笑していたが、雰囲気は近いかもしれない。
(関連記事:「逃げ方も創造的だ」「変なアニメの影響では」“日本の痴漢問題”を韓国はどう報じているか

いずれにせよ、日本の「子供の貧困率」が高いことは間違いないだろう。早急な対策が求められている。

(文=S-KOREA編集部)