安心して快適なポーズをとるために。ヨガで大事な“アラインメント”

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今のポーズ、重力に対して垂直?

ヨガのクラスに出ると、よく出てくる言葉に「アライメント」があります。これって、どういう意味か知っていますか? 言葉の前後の内容からすると、「姿勢?」と実は筆者は思っていました。それで意味が通じるし。でも、それは少し間違い。というか、半分正解。「重力に対して垂直を保つこと」が正解。求められていたのは、そういうポジションかどうか、ということでした。

では、重力に対して垂直とは? 実際に動いてみるとわかりますが、例えばまっすぐに立つ姿勢。垂直でないと、どこかに普段がかかりますよね? 足の裏にかかる体重、腰の違和感、肩や頭の重さなど、じっと自分を見つめていると、どこかに負荷がかかっているとわかるはずです。そして、それはつまり垂直じゃないってこと。垂直なら、上からのしかかる重力を受け流すことができるので、どこにも負荷や違和感がなく、力がかかっていないので、言ってみればふわりととらえどころがない感じで漂っている…そういう立ち方になっているというわけです。

アライメントが合っていれば「安定して快適」

ポーズを取る時、「重力に対して垂直を保つ」ことができていれば、それは体が一番楽な姿勢になっているのは間違いありません。楽というのは、負荷がない状態だから。簡単な想像ですが、縦になっている骨に上から力をかけたら強いですが、横や斜めから力をかけたらやはり弱い。言い換えれば、負荷がかかっているのはアライメントが正解でない。そして、それは怪我にもつながりやすい、ということなのです。正しいアライメントになっていれば、ヨガの教典『ヨーガスートラ』のいうポーズの理想、「安定して快適」な状態になっていると言えます。

ポーズを取る時、ヒザと足首の関係は直角でとか、肩と手首は直角で、とよく言いますが、それもすべて重力との関係。これからポーズを練習する時は、理屈でなくて、重力対してどうなっているか、負担はないか、というのを体感しながら微調整してみてください。自分のアライメントを見つけることができるはずです!

 

ライター:豊田紗江
監修:山坂元一/ストレングス&コンディショニングトレーナー。VIDO代表取締役