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MOMOというイタリアン・プロダクトは、誰もが手を触れたことがあるはずだ。ステアリングも、ホイールも、色褪せないブランドにはそれだけの理由がある。

text:Takuo Yoshida(吉田拓生) photo:Hidenori Hanamura(花村英典)、MOMO JAPAN

MOMO はじまりは自分のレースカー

MOMOブランドが創業50年を迎えたのは2014年。
ヘリテージブックや50周年プロダクトが少量ながら発売された。

 
歴史のあるブランドは、ひとりの男の情熱を源泉とすることがほとんどである。ステアリングをはじめとするカーアクセサリーで世界的にその名を知られるイタリアンブランド、MOMOもまた、ジャンピエロ・モレッティというジェントルマンドライバーのモーターレーシングに駆ける情熱の結晶として存在している。

今年、日本導入がはじまるヘリテージライン。写真は「スーパーグランプリ」。

 
MOMOのブランドネームがレーシングドライバーであるモレッティと、彼と縁の深いモンツァサーキットに由来している事実は有名である。自身の駆るレースカーのステアリングが握りにくかったことをきっかけとして、モレッティ自身がステアリングを自作した1964年こそMOMO社が創業した年なのである。現役のレーシングドライバーでもあったモレッティ自身がデザインしたステアリングは握りやすいと評判になり、ロードカーのみならずフェラーリF1をはじめとするレーシングシーンにもまたたく間に普及していった。

ステアリングから、ロードホイールへ

’70年代に入るとMOMOはホイールの製造も開始している。リムやスポーク部にMOMOのロゴが鋳込まれた個性的なデザインを特徴とする同社のホイールは、ロードカー用はアルミニウム、コンペティションマシン用はマグネシウムでキャストされ、こちらもすぐにトレンドを牽引する存在となっていく。

MOMO アルミホイールの世界観

 
レーシングシーンでは’70年代に隆盛を極めたグループ5規定のシルエットフォーミュラレースで存在感を示し、’80年代に入るとブラバムのF1マシンにも装着され、1983年にはネルソン・ピケのドライバーズタイトル獲得にも貢献したのである。

イタリアンデザインというスペック

今日でもイタリアンデザインの伝統を重んじ、しかし前衛的な造形美を誇るMOMO製のアルミホイールは幅広いラインナップが揃っている。近年ではMOMO社の売り上げの実に3分の2がホイールによるものだと言えば、人気のほどが伺えるに違いない。

 
本格的なアルミホイールはバネ下重量を軽減し、優れたダイナミックバランスと剛性によって走りの質感を向上させる機能部品である。だがMOMOのアルミホイールはそれに付け加え、車両全体のスタイリングを際立たせ、大地に踏ん張る自らの存在をも主張する。

大量生産されたプロダクションカーは、MOMOのホイールによって足元の印象を引き締めることで一点モノとしての個性を獲得するのである。

中心に向かい、ぐっと “彫り” が深まる「スパイダー」 マットブラック/シルバーのバイカラーが織りなす表情は、いかにも硬質で、現代アートのようだ。

 

3タイプの新たなMOMO 最新ホイールラインナップ

MOMOアルミホイールの2017年のラインナップには好評の4モデルに、繊細なスポークタイプのデザインを与えられた3モデルの新製品が追加されている。

MASSIMO(マッシモ)

 
「マッシモ」はマットブラック仕上げのエッジにダイヤモンドカットが施された1ピース鋳造のアルミホイール。ダイヤモンドカットされたシルバーの光沢が描く精緻でダイナミックなラインがホイールの存在を主張する。マッシモのサイズは16インチ〜18インチとなっており、これは輸入車であればC〜Dセグメントのモデルを中心としたサイズ構成といえる。

サイズ:7.0-16、7.5-17、8.0-18

SPIDER(スパイダー)

 
一方「スパイダー」と名付けられたアルミホイールは、その名の通り蜘蛛の脚をモチーフとしたようなスポークの形状を特徴としている。マッシモと同じくマットブラックダイヤモンド仕上げとなるこのホイールは、19〜20インチのサイズ構成となっており、スポーティなロープロファイルタイヤとのマッチングにも優れている。

サイズ:8.5-19、9.5-19、8.5-20、10.0-20

SCREAMJET EVO(スクリームジェットエボ)

 
「スクリームジェットエボ」は既にラインナップされているスクリームジェットのバイカラーバージョンで、こちらのカラーリングはグレーがかったマットアンスラサイトダイヤモンドカットとなっている。スポークが滑らかにカーブするデザインは様々なモデルとのマッチングの良さを特徴としており、サイズ構成も16〜18インチと幅広い。

サイズ:7.0-16、8.0-17、8.0-18

 
MOMOのアルミホイールは装着車種ごとに最適なサイズのハブリングと専用の長さのボルトが用意されている。このため車両に装着した際のフィッティングも完璧である点を強調しておきたい。

イタリアMOMO社の製品の正規輸入はMOMO JAPANによって行われている。このため製品の供給は迅速で、アフターサービスについても万全の態勢が整っている。

MOMO日本総輸入販売元 MOMO JAPAN http://www.momojapan.com/