ジャガイモ不作で「でんぷん」値上げ

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全国農業協同組合連合会(全農)は、片栗粉などに使う「ばれいしょでんぷん」の出荷価格を2017年10月から1割、引き上げる。値上げは6年ぶり。

全農によると、「ばれいしょでんぷん」の1キロ当たりの卸売価格は、現行おおよそ145円だが、今回の値上げで15円程度上がり、160円前後になる見込みという。

「農家の生産意欲の向上につなげたい」

値上げの背景は、原料となる北海道産のジャガイモが2016年の台風で不作になったことに加え、原料が品薄になったポテトチップス向けにジャガイモが回された余波もあって、原料が十分に確保できなかった。

国内で年間に消費されるでんぷんの約8割は、輸入トウモロコシから作られるが、「ばれいしょでんぷん」は粘度が高く、他のでんぷんでは置き換えが難しいものも多いという。

今回の値上げについて、全農はJ‐CASTニュースの2017年6月27日の取材に、「農家の高齢化でジャガイモの作付面積は減少傾向にあり、値上げすることで生産意欲の向上につなげたい」と話している。