27日、中国のポータルサイト・今日頭条が、なぜ日本では取り調べといえばカツ丼なのかについて分析する記事を掲載した。写真はカツ丼。

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2017年6月27日、中国のポータルサイト・今日頭条が、なぜ日本では取り調べといえばカツ丼なのかについて分析する記事を掲載した。

記事は、ありがちな取り調べの様子として、新米警官が容疑者の口を割らせようとしても無駄な努力に終わったところで、ベテラン警察官がほほ笑みながら「俺の出番だな」と言って取り調べを変わり、30分後にアツアツの「カツ丼」が机に上に置かれると紹介。これが警察の「秘密兵器」で、頭を下げていた容疑者はカツ丼を前にしてしばらくの沈黙ののち、「すべて白状します」と涙ながらに語り始めるのだという。

さらに、この光景は史実に由来していると主張。1955年の邦画「警察日記」の中で、警察署長が取り調べを終えた後の親子に天丼などをごちそうする場面があり、これが多くの日本人の心を打ったのだという。

その後、1963年「吉展ちゃん誘拐殺人事件」が発生。この時に小原保容疑者の口を割らせるために上記の映画の方法を利用して、平塚八兵衛刑事が取調室でカツ丼を容疑者に食べさせ、自白に成功したのだという。小原保容疑者の家は貧しく、カツ丼のような高級料理は見たこともなく、心を動かすことができたのだとした。しかし、平塚氏本人は否定しているという。

その後、刑事物語、七人の刑事、太陽にほえろ、踊る大捜査線などの警察ドラマでは、取調室で容疑者にカツ丼を食べさせるのが一般的となったと紹介した。

しかし、現実の取り調べでは、取調室で何かを食べさせるのは「自白させるための利益供与」となり違法だと指摘。20年以上前には取り調べの後に容疑者に何かをごちそうするようなこともあったが、今では違法行為であり、2011年には実際に警察官が容疑者に菓子や雑誌などを与えたとして処分されていると伝えた。(翻訳・編集/山中)