大人女子のたしなみ 「ほめ言葉」を口に出して言ってみる

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口から出る言葉が現実に影響を及ぼしている⁉

「ことだま」という言葉を聞いたことがありますか? 漢字では「言霊」と書きます。言葉にはエネルギーがあり、口から発した言葉がそのエネルギーで現実に影響を及ぼすというのです。

「お金持ちになりたい」と言ったからといって、実際すぐにお金持ちになれるというわけではありませんが、心が弱っている時は、特に言葉に気をつけたほうがいいようです。落ちこんだ時に「どうせ私なんか…」と嘆く人がいますが、これは自分で自分に呪いをかけるようなもの。しかも聞いた相手の気持ちまで暗く沈ませてしまいます。

心は行動に影響を及ぼすので、結果的に言葉が現実に影響を及ぼすというのはあながち間違いでもありませんよね。また、いつも文句ばかり言っている人の顔は楽しくなさそうに見えて、だんだん話しかけづらくなってしまったり。見た目にも少なからず影響がありそうに思えます。

ほめ言葉は惜しまずに積極的に声に出す

反対にいい言葉を発すれば、良い影響が出るということになります! その筆頭が「ほめ言葉」。「あの人のこういうところがいいなあ」と思っても、なかなか口に出して本人に言わないのが、日本人かもしれません。でもほめられてうれしくない人はまずいないはず。ほめられたら励みにもなりますよね。大人の女性こそ、みんなを積極的にほめて、世の中をハッピーにしましょうよ!

何かしてもらったら「すみません」よりも「ありがとう」を。思ったなら口に出す、これです。「今日顔色がいいね、すごくきれい」「このプレゼン資料、わかりやすいね」「いつもありがとう」など、日ごろ思っていることを口に出してみて下さい。

ほめ言葉は言っているほうもうれしくなるのがいいところではないでしょうか。
最初は恥ずかしくても、慣れればむしろ「言いたくてたまらない!」になりますよ。まずは隣に座るあの人のいいところを探して、口に出すことから始めてみませんか?

 

ライター:幸 雅子
出典:『3年後も素敵でいたい人のやるべきこと やめるべきこと
監修:湊屋一子(ファッション、ライフスタイル、和文化など幅広い分野で取材・執筆を手がけてきた経験から、総合的な視点でリアル・クローズを考えるファッションディレクター)

モデル:黒木なつみ、asia、渡辺由布子