2005年のプレジデンツ・カップで米国選抜の主将を務め、タイガー・ウッズ(右)の肩に手を置くジャック・ニクラス氏(2005年9月24日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】男子ゴルフで歴代最多となるメジャー通算18勝を誇るジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏が25日、故障を抱えながら薬物治療の管理法を模索しているタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、カムバックへ向けて非常に難しい時間を送るだろうとの見解を示した。

 米バージニア(Virginia)州で開催されたチャリティートーナメントに出席したニクラス氏は、米紙USAトゥデー(USA Today)に対し、先月運転できない状態でいるところを逮捕され、今年4月には腰の手術に踏み切ることを公表したウッズについて、悲観的な考えを明らかにし、「彼には非常に困難な道が待ち受けている。万全な調子でゴルフをできるようになるかどうかは分からない」とコメントした。

「復帰してプレーすることは可能かもしれないが、(脊椎が)炎症を起こしている上に、最近では多くの問題を抱えている。今はゴルフよりも、私生活の問題の方が大きい」

 ウッズは前週、ツイッター(Twitter)で薬剤の管理法と背中の痛みや睡眠障害への対処法を模索していると公表し、これを理由に今週のクイッケン・ローンズ・ナショナル(Quicken Loans National 2017)も欠席することになった。

 先月29日に米フロリダ(Florida)州の自宅近くで運転できない状態でいるところを逮捕されて起訴されたウッズは、その場で受けた呼気検査ではアルコールは検出されなかったものの、複数の処方薬を同時に摂取することによって、これほど強い影響が出るとは考えていなかったと説明した。

 歴代2位のメジャー通算14勝を誇るウッズは、PGAツアー通算勝利数でも同2位の79勝を記録しており、サム・スニード(Sam Snead)氏の歴代最多勝利数まであと3勝に迫っている。しかしニクラス氏は、ウッズの偉大さを決めることになるのは、単にゴルフのタイトル数ではないと強調し、「彼はゴルフをしているか否かにかかわらず、この国の若者やゴルフそのものに対して、数え切れないほどたくさんの貢献をしてきた」と話した。

 ウッズは昨年12月にバハマで行われたヒーロー・ワールドチャレンジ(2016 Hero World Challenge)でツアー復帰を果たしたものの、今年1月のファーマーズ・インシュアランス・オープン(Farmers Insurance Open 2017)で予選落ちを喫すると、2月には欧州ツアーのドバイ・デザート・クラシック(Omega Dubai Desert Classic 2017)を途中棄権。4月には4回目の腰の手術に踏み切るとして、今季はプレーしないことを明らかにした。

 自身の慈善団体を通じて、進学が難しい状況に置かれている若者へ資金を送る活動をしているウッズについてニクラス氏はまた、「タイガーは良い青年で、人への思いやりがある。これからどうなっていくか見守っていくしかない。彼が私生活の問題を解決し、通常の生活を送れるようになることを願っている。そして、これまでの経験やレガシーを生かして、たくさんの子どもたちや人々の助けになることを望んでいる」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News