京都は日本有数の観光都市であり、中国人にとっても人気のエリアだ。中国人からすれば、京都には中国ですでに失われつつある古き時代の文化が今なお残されていることが感じられるというが、神社仏閣のみならず、京都の人びとの生活に寄り添う「商店街」も中国人にとっては目新しく、人気の観光地のようだ。(イメージ写真提供:(C)coward_lion/123RF)

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 京都は日本有数の観光都市であり、中国人にとっても人気のエリアだ。中国人からすれば、京都には中国ですでに失われつつある古き時代の文化が今なお残されていることが感じられるというが、神社仏閣のみならず、京都の人びとの生活に寄り添う「商店街」も中国人にとっては目新しく、人気の観光地のようだ。
 
 中国メディアの今日頭条は26日、京都を訪れたら外せない場所の1つに「錦市場」が挙げられると伝えつつ、その管理と団結力は中国人にとって学ぶに値すると伝えた。
 
 錦市場とは京都の台所と呼ばれる商店街だが、記事は「錦市場を訪れれば、京都の伝統的な美食や食材を何でも見ることができる」と伝え、その歴史はなんと平安時代にまで遡ることができる場所だと紹介。錦市場の成り立ちから今日までの発展の軌跡を紹介したうえで、錦市場のすごいところは「管理」にあると論じた。
 
 続けて、錦市場は「京都錦市場商店街振興組合」が自ら管理を行っており、かつては付近に大型スーパーが出店する可能性が浮上した際、周辺の土地を購入することでスーパーの出店を食い止めたと紹介。このように、自らの商店街の発展に努力を怠らない姿勢と、同じ商店街に軒を連ねる店同士が「競争相手でありながらも団結できる姿勢」は中国ではまず見られないと論じた。
 
 錦市場は、本格的な魚市場として第一歩を踏み出してから400年、さらにその前身となった錦小路の「魚の立ち売り」の時期まで遡ると、その歴史は1200年以上にもなるとされる。記事は、中国には錦市場のように長い歴史を持つ市場や商店街は存在できないとし、それは「中国人は競争意識が強すぎて、同じ商店街の仲間でともに助け合い、ともに発展していくことができないためだ」と指摘。中国の商店街も錦市場のような管理方式を取り入れるべきだと指摘する一方、現実的には中国人には実現は難しいと主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)coward_lion/123RF)