【詳細】他の写真はこちら

2017年上半期を熱く盛り上げた“ベストデジモノ”を本誌ライター陣が全10ジャンルで独断セレクト。売れに売れた大ヒットモデルから、新トレンドを生み出した注目モデル、個人的にグッと来た推しモデルまで、合計50製品をピックアップした。今回紹介するのはモビリティ。4輪・2輪問わず、いよいよ本格的に電動化が進みつつあるモビリティの世界。ハイブリッドを一歩先に進めたプラグインハイブリッドが普及段階に入るなど、大きな動きも見え始めている。

電動化・デジタル化が進む乗りモノの世界



進化の著しいモビリティ(乗りモノ)ジャンルだが、パワーユニットの電動化は4輪・2輪を問わず共通した進化の傾向。4輪の世界ではハイブリッドを一歩進めて外部からの充電を可能としたプラグインハイブリッド(PHV)が、いよいよ普及段階に入りそうだ。

その牽引役となるのが2月に発売されたトヨタの『プリウスPHV』。日常的な移動なら、ほぼ電気だけでまかなえてしまう航続距離を持ち、遠出する際は通常のハイブリッド車と同じように使えるのが最大のポイント。

それ以外にも、屋根にソーラーパネルを装着できたり、ネットワークとつながる機能も搭載するなど、クルマの次世代を見据えた意欲的な機能が搭載されている点も評価して1位に選んだ。

第2位には2輪の世界に電動化の波をもたらしそうなBMWの『C evolution』をセレクト。これまでに国内で発売された電動バイクは原付クラスがほとんどだったが、このマシンは250ccクラスの登録ながら750cc車並みのトルクと車格を誇り、本格的に走りを楽しめる点がポイントだ。

BEST 1

電気で走るだけじゃない!多くの先進機能を搭載した1台



トヨタ

プリウスPHV

実勢価格:326万1600円

【SPEC】最高出力/モーター:72kW(98PS)、燃料タンク容量:43L、ハイブリッド燃料消費率:37.2km/L

大容量のバッテリーを搭載し、電気だけで68.2kmの走行距離を実現。日々の移動をほぼまかなえるほか、外部への給電機能にも対応する。ほかにもネットワークに常時接続し、遠隔で故障の診断ができるなど意欲的な機能を満載。

【ここに注目!】



▲センターにタブレットを装着したような11.6型のモニタを搭載。ナビやオーディオなどを表示できます。



▲屋根に装着できるソーラーパネルをオプションで用意。最大で1日6.1km走れる電力を発電可能です。

BEST 2

大手メーカー初の本格的な電動バイク



BMW

C evolution

実勢価格:148万7500円

【SPEC】最高出力:35kW(48PS)、航続距離:160km

35kW(48PS)の最高出力を発揮するモーターを搭載し、129km/hの最高速度と最大160kmの航続距離を誇る電動マシン。72Nmという750ccのエンジン並みのトルクで、キレのある加速を味わえるほか、コーナーリング性能も高い。

【ここに注目!】



▲200Vの普通充電に対応し、電気自動車用の充電器を使えます。30分で15%くらいの電力を充電できました。

BEST 3

スポーティな乗り味を実現し高い支持を集めるSUV



トヨタ

C-HR G

実勢価格:290万5200円

【SPEC】最高出力/モーター:53kW(72PS)、燃料タンク容量:43L、ハイブリッド燃料消費率:30.2km/L

発売されたのは昨年12月だが、今年の4月にはSUVとしては初の月間販売台数トップの座に輝いた。SUVとしてはコンパクトだが、シャシーの良さを活かした走行性能の高さと、エッジの立った個性的なデザインが人気のポイントだ。

【ここに注目!】



▲『プリウス』と同じプラットフォームを採用しながら、SUVのデザインと、スポーティな走りを実現しています。

BEST 4

“250ccクラス最速”のスペックは伊達じゃない!



ホンダ

CBR250RR

実勢価格:75万6000円

【SPEC】総排気量:249cc、最高出力:28kW(38PS)、燃料タンク容量:14L、燃料消費率:40.1km/L

発売から3日で年間販売計画数の3500台を上回る受注を実現。250cc級トップの最高出力と、1万4000回転まで回る元気なエンジンが人気の理由だ。クラス初の電子制御スロットルを採用し、走行モード切替にも対応。

BEST 5

長距離巡航も楽しめるスポーツ電チャリ



ヤマハ

PAS Brace

実勢価格:17万640円

【SPEC】26インチホイール、航続距離:71km

スポーツタイプ電チャリのロングセラーモデルが15.4Ahの大容量バッテリーを搭載してモデルチェンジした。最大90kmのアシスト可能距離を実現しており、ロングツーリングにも対応できるスペックとなっている。

文/増谷茂樹

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋