【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪米に同行する財界人が、27日に相次ぎ出発する。サムスン電子の権五鉉(クォン・オヒョン)副会長やSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長がこの日中に韓国をたつほか、LGグループの具本俊(ク・ボンジュン)副会長も現地時間28日にワシントン入りする予定だ。現代自動車の鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長はすでに米国入りし、文大統領の訪米期間に発表する対米投資計画を現地関係者と念入りに点検している。

 大韓商工会議所は先ごろ、大企業の関係者10人、中堅・中小企業の関係者37人など計52人の「経済人団」が文大統領に同行すると発表した。文大統領は28日から訪米し、現地時間の29〜30日にトランプ大統領と夕食会や首脳会談を行う。
 財界関係者は「主に大企業が、今回の訪米中に現地投資計画を相次いで発表するはずだ」と伝えている。サムスン電子はサウスカロライナ州のニューベリーに3億ドル(約336億円)を投じて家電工場を建設する計画などを正式発表するとされ、LG電子もテネシー州に洗濯機工場を建設するための本契約締結を検討している。
 また、SKグループは米ゼネラル・エレクトリック(GE)と、液化天然ガス(LNG)を燃料とする火力発電所やプラントの建設に向けた覚書(MOU)を交わすとされる。現代自動車はすでに、向こう5年間に自動運転技術分野などで総額31億ドルを米国に投資すると発表している。
 大韓商工会議所の関係者はただ、訪米する財界人の対米投資額を巡りさまざまな憶測が飛び交っているが最終決定ではないとし、投資計画は現地の状況や韓国青瓦台(大統領府)との調整などを経て発表されると伝えている。
tnak51@yna.co.kr