【長期レポート】マツダ「ロードスター」に乗ると、いつもとは世界が違って見える

【ギャラリー】2016 Mazda Miata Club9


1989年のデビュー以来、マツダ「MX-5 ミアータ(日本名:ロードスター)」は、まるでヘッドライトをロービームからハイビームに切り替えたように、あらゆるものを新鮮に感じさせてくれる。それは基本的に、地面に近い運転席に座っているときに起こる。我々の長期リポート車である2016年型「MX-5 ミアータ クラブ」をドライブしている時、私は何度もそんな経験をした。
私は背が高くない。むしろ低い方だ。クルマを運転するときには大抵、乗り込むとすぐにシート高をほとんど最大まで上げなければならない。しかし、ミアータを運転するときにはそんな作業が必要ない。シートの座面は薄く、運転しているとまるで路面に浮かんでいるような気分だ。目線の高さはほとんどのクルマのエキゾースト・パイプあたりになる。

その結果、交通の中では他のクルマのバンパーを観察することが多くなる。そのため、先日ミアータで会社に向かった時には、毎日の通勤で使っている高速道路94号線の出口を通り過ぎてしまった。この低い座席からは、全てのものが違って見える。それはまさに文字通り、いつもと視点が違うからだ。



さらに、夜のドライビングでも問題がある。この低い車高で渋滞に巻き込まれると、後続のクルマのヘッドライトが非常に眩しく(そしてかなり近く)見える。もちろん、実際にはそんなことはないのだが、車道にいる他のどのクルマよりも低い位置にいるため、まるでバックミラーを通してハイビームをじっと見ているような感じだ。

それでも、私はMX-5 ミアータが大好きだ。確かに米国の路上では、通勤用のクルマとして最適とは言えないし、それに驚く人はいないはずだ。しかし、渋滞するクルマの流れにわずかな隙間があったら、私とミアータは真っ先にそこに入り込むことができる。ただ、周囲のドライバーが私に気付いてくれることを願うばかりだ。

By David Gluckman
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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