火災が起きた英ロンドン西部の高層住宅「グレンフェル・タワー」。火災で焼けなかった低層階の外装材が見える(2017年6月22日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】英ロンドン(London)西部の高層住宅「グレンフェル・タワー(Grenfell Tower)」で起きた大規模火災に関し、建物の外装材を供給していた米企業、アーコニック(Arconic)は26日、高層建築物への同じ外装材の販売を中止すると発表した。

 この外装材は「レイノボンドPE(Reynobond PE)」。同社広報担当者はAFPに対し、「アーコニックは高層建築向けのレイノボンドPEの販売を全世界で中止する」と述べ、「グレンフェル・タワーの悲劇を受けて生じた問題」が販売中止の理由だと説明。低層建築物向けの販売は続けるとしている。

 6月14日に発生した火災では、24階建てのグレンフェル・タワーが瞬く間に火に包まれた。79人が死亡したとみられている。

 英イングランド(England)にはグレンフェル・タワーと類似の外装材が使われた高層建築物が600棟あるとされており、現在、検査が進められている。サジド・ジャビド地域社会・自治相(Sajid Javid)の26日の発表によれば、これまでに75棟から採取したサンプルに対して安全性検査が行われ、すべて不合格となっている。
【翻訳編集】AFPBB News