敗れても、チリッチはウィンブルドンでの有力選手

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 クイーンズの決勝で敗れても、マリン・チリッチ(クロアチア)はウィンブルドンの優勝候補の一角として話題に上っている。

 2014年に全米オープンで優勝した世界6位のチリッチは、日曜日にクイーンズ・クラブで終わった「AEGON選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/グラスコート)の決勝で、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)に対し、非常に競った3セットマッチを落として準優勝に甘んじた。しかしそれでもなお、彼がまもなく始まるウィンブルドンで、優勝候補の一角であるという感触は存在した。

「ロペスが大会に勝ったのに、僕が優勝候補だというのはおもしろいね」とチリッチ。「僕は特にここ数ヵ月、非常にいいテニスをしている。間違いなく、決意と自信を胸に、ウィンブルドンに向かうよ。過去3年よりも先に勝ち進めるよう願いながらね」。

 28歳のチリッチは、ここ3年は準々決勝で敗れ、これまで一度もウィンブルドンの準決勝に進んだことがない。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、2014年と2015年の優勝への過程で彼を倒し、昨年はロジャー・フェデラー(スイス)が2セットダウンから巻き返してチリッチの道を阻んだ。

 ロペスは、日曜日の決勝で一度もチリッチのサービスをブレークすることはできず、4-6 7-6(2) 7-6(8)で勝利をつかむ前に、マッチポイントをセーブしなければならなかった。

 そして彼もまた、ウィンブルドンでのチリッチのチャンスを認めている。

「僕の意見では、彼はグラスコート上ではトップ3だ」と、35歳のロペスは言った。「今年、ほかの選手たちを見た上で言うが、間違いなくマリンは、ウィンブルドンでタイトルを狙い得る男のひとりだよ。1番はたぶんロジャーで、それからマリン、そしてアンディ(マレー)だ」。

 マレーはクイーンズの初戦で不覚をとった。

 2016年全仏オープン優勝以来、ずっと四苦八苦しているジョコビッチは、今週イギリス・イーストボーンでの「AEGON国際」(ATP250/6月25日〜7月1日/グラスコート)でのプレーを予定している。

 35歳のフェデラーは日曜日に、ドイツ・ハレでの「ゲリー・ウェバー・オープン」(ATP500/グラスコート)の決勝で、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-1 6-3で破り、シーズン4つ目のタイトルを獲得した。

 フェデラーは全仏オープンを含め、クレーコート・シーズン全体をスキップしていた。今季すでに全豪オープンを制しているフェデラーは、今年、8度目となるウィンブルドン制覇を目指している。

「彼がナンバーワンの優勝候補だというのは、真実でもあり得るし、そうでない可能性もある」と、チリッチはフェデラーについて言った。「間違いなく彼は非常にいいプレーをするだろう。彼はウィンブルドンで、アットホームに感じている選手だからね」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はまもなく始まるウィンブルドンで優勝候補のひとりとみなされているマリン・チリッチ(クロアチア)(写真◎Getty Images/AEGON選手権でのもの)
Photo: LONDON, ENGLAND - JUNE 25: Runner up, Marin Cilic of Croatia leaves the court with his runners up trophy following defeat in the mens singles final against Feliciano Lopez of Spain during day seven of the 2017 Aegon Championships at Queens Club on June 25, 2017 in London, England. (Photo by Julian Finney/Getty Images)