「食べることが優先」 モデル・菅井悦子の女がカッコよく生きるための心と体の鍛え方

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『今の食事は本当に足りている? 大切なのは量ではなく質(中身)』

「削る」ことじゃない。大事なのは「足す」こと!
例えば、トレーニングをしたら、回復のためにもタンパク質を増やそう、とか、コントロール(調整)をしますよね。日常でも必要なタンパク質量は(体重×1g)は必要ですから、日常よりも運動量が増えれば、それ以上のタンパク質が増えるということです。単純に考えて、タンパク質が増えたらそれに必要な野菜だって増える、ということを考えながら食事を摂っていくんです。

人には必要な5大栄養素は、糖質、タンパク質、脂質、糖質、ミネラル。食物繊維が6個目。これらが100%(もしくは、これらの栄養素がしっかり満たされること、に置き換えてもいいかも?)で健康が保たれると言われています。

みなさん、必要なものまで削っていませんか? 削ることを優先にすることが多いんじゃないかな? ダイエットを始めると、どうしてもしてしまうのはオフすること。食事で大切なことは「削る」ことだけじゃない。必要なものを「足す」ということなんです。

極端に食事制限をするダイエットで、糖質も脂質も完全にカットしてしまう人がいます(私も経験しています)。本当に完全にカットしていいものなのか、よく考えてみてください。
例えば、糖質はガソリンの役割をしてくれます。炭水化物に含まれるブドウ糖がないと脳みそが働かない。そもそも、糖質がブドウ糖に変わって頭を動かして体を動かしてくれているから、頭が働かないことになるでしょう。学校や職場に行っても、ぼーっとして頭に入ってこない、ってことありませんか? すべての栄養素は人が健康に生きていくために、必要な栄養素なんですよ。カットすることばかり考えてしまって、ただでさえ足りていないビタミンやミネラルも、より欠乏している体になってしまいます。余計な油(体に悪影響を及ぼすもの)は削ったほうがいいこともあるけど、必要な良質な油は足さないといけないでしょう。

今、どんな食事? どんな内容? 何が必要?

まず何をどれくらい自分が食べていて、どんな内容の食事をしているか知りましょう。そして、何が必要になるのかを勉強します。毎日どのくらいの量のタンパク質が必要で、どのくらいのお野菜が必要なのか。一食あたりにするとどのくらいの量になるのかを勉強します。その上で、センスを持って食事をしていきます。

細かく何グラム食べて、何キロカロリーを摂取して…なんて、やっていたらパンクしてしまいます! 最初に勉強をして、量を知ったら、あとはセンスを持って食事をする。ガチガチに知識でかたまることはないんです。外食しても「これくらいのお野菜なら、大丈夫かな?」とか、少しずつわかってくるはずです。

私も、若いころはダイエット雑誌を買って、カロリー計算とかしてしていましたよ。でも、今はしません。それよりも中身が大切。「ハンバーガーを食べるなら、ひき肉だから、脂が多いな。ポテトまで食べたら脂質多すぎるからやめておこう」とか。ポテトをどうしても食べたい時には一緒に食べる野菜を多めにして、脂質の少ないチキンや魚にしよう。こんな風に、日ごろの生活の中で足し引きをしていくんです。

タンパク質は食べ貯めができない

一日の中でトータルバランスを考えて食事をすることはもちろん、一回の食事で吸収できる量がある程度決まっているので、一食ごとにバランスよく摂取します。特にタンパク質は体にためられないと言われています。

人の体は、毎食4時間ほどをかけて消化します。朝8時に卵を1、2個食べたら、4時間後にはやはりタンパク質を摂らないと満たされない体になってしまう。昼食が終わってから、今日の夕食は夜8時。それなら4時ころ、何かお腹に入れておいたほうがいい、と気づきませんか?

おやつの意味は『甘いもの』じゃない!

おやつとは、昔『午後2時から4時ごろ』の時間を指す『やつどき』に食べる間食の『おやつどき』というものが語源だそうです。もともとは時間を表す『やつどき』。確かにちょっとお腹が空いたな、という時間ですよね。私はカバンの中に、『ちょっとお腹が空いた時用』にプロテインをシェイカーに入れて持ち歩いています。なんせ、食べ貯めができないタンパク質ですから、補わなければいけないのです。

つまり、『おやつ=甘いもの』である必要はありません。自分の食事を『補う時間』として有効活用しましょうね! 今おやつにあまーいものを食べてるあなた! 本当にそれって必要??! 食事を味方にする方法を学びましょう。正しい知識は人生を豊かにしてくれます。そして知った正しい知識を友人や家族にシェアしてみてください。周りを巻き込み、幸せな食事にしてきましょう!

学ぶ方法がわからない? 学べると思っていったところが学べない? じゃあ、もう一度学べばいい。周りの友達も巻き込んで一緒に勉強してみましょう。こういう考え方も、少しずつでも勉強して普通になってしまえば苦じゃなくなります。

 

菅井悦子
1979年3月13日、宮城県仙台市出身。雑誌『non-no』(集英社)のノンノフレンドとしてモデルデビュー後、『non-no』の専属モデルに。その他、『MORE』『With』など多数のファッション雑誌で活躍。‘09年、全米ヨガアライアンスを取得。ヨガにウエイトトレーニングのメソッドを取り入れた、アッパーバランスボディヨガ(UBY)、リストラティブヨガ、マタニティヨガなどさまざまなヨガの講師、また食育指導士としても活躍中

 

ライター:保坂淑子
写真:最上裕美子