証券マンに騙される「リスクが高ければリターンも高い」と信じている人

写真拡大

 投資の世界において、よく使われる言葉に「ハイリスク・ハイリターン」というのがある。ところが、いろいろな人と話をしていると、どうもこの言葉について間違った理解をしている場合が多いように思えてならない。

 中には、金融機関の人の説明でも間違っていることがある。私も、以前は時々銀行や証券会社の店頭を訪ねて、金融商品についてどんな説明をするのか聞いてみたことがあるが、ずいぶん間違った説明を受けたこともあった。

 しかし、リスク・リターンの関係は、投資する上で基本中の基本だ。この大原則に対する理解を間違ったまま投資していたのでは、大きな損をしかねない。そこで、一体どんな間違いなのか、どうしてそんな間違いをしてしまうのか解説し、その上でリスクとリターンの正しい関係について説明しよう。

「リスクの高いものは
リターンも高い」という勘違い

 多くの人が間違ってしまうのは、この言葉の意味を「リスクの高いものはリターンも高い」と理解していることだ。私が聞きに行った銀行や証券会社主催のセミナーでも、こういう説明がされていた。ところが、これは明らかな間違いだ。

 よく考えてみると当たり前の話だ。「リスク」という言葉にはいろいろな意味があるが、一般的に投資の世界でいうリスクとは「結果の不確実性」、すなわち投資した結果が儲かるか損するかの「ブレ幅」のことを指すからだ。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)