最近ふと思ったのだが、中国語と日本語にはずいぶん言語的な違いがあるようだ。漢字を使う部分では共通しているが、文法は大きく違う。資料写真。

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最近ふと思ったのだが、中国語と日本語にはずいぶん言語的な違いがあるようだ。漢字を使うという点では共通しているが、文法は大きく異なる。日本語の動詞には活用があり、過去形と現在形では違うが、中国語は過去形も現在形も未来形も基本的に同じである。

少し面白いことにも気が付いた。みなさんご存じのように、中国語の挨拶は「ニーハオ」である。「ニー」は「あなた」、「ハオ」は「良い・元気」で、直訳すると「あなた・元気(?)」という意味だ。潔く言い切る感じが中国人のサバサバした性格を表しているようで面白い。

日本語の「こんにちは」は「今日(こんにち)はご機嫌いかがですか?」の略なのだそうだ。後ろをごっそり省略しているところが、ハイコンテクスト(文脈の抽象度が高い)な日本語らしい。ちなみに「さようなら」も「左様ならば(そういうことならば)」が短くなった形だそうだ。なんとなく分かりそうで分からない。ハイコンテクストな言語においては、この「なんとなく分かる」が大事なのかもしれない。

中国語は漢字のみを使用しているが、日本語はカタカナ・平仮名・漢字の3種類を使っている。私が中国語を学習するときは使用する言語が1つに減るので、その意味では楽なのだが、中国人夫が日本語を学習するときは使用する言語が3つに増えるので、とても大変そうだ。特にカタカナは英単語を表していることも多く、夫にとっては難解なのだ。

「きゃ・きゅ・きょ」「りゃ・りゅ・りょ」「ちゃ・ちゅ・ちょ」など小さい言葉が入る日本語も難しいらしい。以前、夫がテレビを観て「ちゅるるだ」と言っていた。「ちゅるる?」と思いテレビを観てみるとタレントの「りゅうちぇる」さんで、つい吹き出してしまったのだが、夫は大真面目であった。

言葉はその国の文化を反映するもの。言葉を見つめてみると、普段とはまた違った日本と中国の文化の相違点が発見できるかもしれない。

■筆者プロフィール:むらさわりこ
1989年日本生まれ。22歳の時に2歳年上の福建省出身の中国人男性と結婚。英語を独学で習得後、英会話講師として働く傍ら中国のテレビなどを通し中国語も独学で習得。趣味は語学と読書。図書館があまりに好きで毎週通っている。結婚前はベトナム、ニュージーランド、モンゴル、カナダ、ラオス、フランスなど様々な国を一人で渡り歩く。自分のやりたい事や面白い事に国境や言葉の壁は関係ないと考えている。