オリックスはT-岡田の2ランなどで4点奪取も…楽天が9回に2点差を追いつく

 26日の楽天-オリックスは4-4の引き分けに終わった。オリックスはT-岡田が2ランを放つなど、則本から9安打で4点を奪取。しかし、9回に楽天がクローザーの平野を攻めたて、松井稼のタイムリーで同点に追いついた。延長戦では両チームとも得点を奪えず、そのまま引き分けた。

 オリックスは4回、ロメロが内野安打で出塁すると、T-岡田が則本の初球のフォークを捉え、ライトスタンドへ運んだ。

 しかし、6回には楽天が反撃。ペゲーロのヒット、先発ディクソンの一塁悪送球で2死ニ、三塁とすると、銀次がライトへタイムリー。右翼武田の後逸もあり、2者が生還して同点となった。

 それでも、オリックスは7回に再び則本を捉える。1死から大城のヒット、則本の暴投で1死二塁とし、武田がレフトへ勝ち越しタイムリー。若月のバントで2死二塁となってから、小島はセンターへのタイムリーで追加点を奪った。

 ディクソンが6回で降板すると、7回は近藤、8回は黒木とつなぐ。しかし、楽天が9回に守護神・平野からウィーラーと銀次のヒットなどで2死一、三塁とすると、藤田は空振り三振も、捕手・若月が止められず振り逃げ。暴投で1点差とした。さらに、代打・松井稼はレフトへ同点タイムリー。試合を振り出しに戻した。

 延長戦に入ると、41歳の松井稼が3年ぶりにショートのポジションに。本拠地は大歓声に包まれた。11回には遊ゴロ併殺打を完成させ、12回にはマレーロの飛球を背走して捕球。ブランクを感じさせないプレーを見せた。

 結局、延長戦では両チームとも得点が奪えずに4-4の引き分けに終わった。