中国が完全に自主性を持つ知的財産権を用いて開発された中国基準の高速鉄道車両「復興号」が26日、北京と上海をつなぐ高速鉄道で正式に運行を始めた。

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中国が完全に自主性を持つ知的財産権を用いて開発された中国基準の高速鉄道車両「復興号」が26日、北京と上海をつなぐ高速鉄道で正式に運行を始めた。中国新聞網が伝えた。

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▼「復興号」の実力は?―完全な知的財産、中国の基準が84%
中国鉄路総公司が先頭に立って開発し、完全な知的財産権を持つ、世界の先進レベルの「中国基準」高速鉄道車両が25日、「復興号」と命名された。26日、「復興号」は北京―上海間の高速鉄道の両端である北京南駅と上海虹橋駅から出発した。それぞれの番号は「G123」「G124」である。

「最新版の中国高速鉄道車両」と呼ばれる「復興号」は2012年から開発を始め、2014年に設計が完成、2015年運行試験が行われ、今年、正式に披露された。

中国の国家基準と業界基準、中国鉄路総公司の基準が大量に使用されていることが「復興号」の最大の特徴だと言われている。254に上る重要な基準の中で、中国の国家基準が84%を占めている。さらに、全体設計や車体、ステアリング、けん引、ブレーキ、ネットワークなどのコア技術は中国で開発され、完全な知的財産権を持つ。

▼「顔面偏差値」は?―2種類の車両、より優雅なデザインに
「復興号」は「CR400AF」と「CR400BF」という二つのタイプを持っている。よく知られている「和諧号」に比べ、「復興号」は新しい低抵抗流線型の先頭と滑らかな車体デザインを使い、より優雅な見た目となった。そのほか、「復興号」は「CRH380」シリーズの列車より空気抵抗が7.5%〜12.3%下がり、時速350キロの場合は、100キロメートル当たりのエネルギー消費量が17%前後減少し、より「省エネ」なシステムになった。

▼スピードは?―実験時の時速は400キロ以上
「CR」は中国鉄路総公司の英語名の略称であり、新型の高速鉄道車両の規格はいずれも「CR」を使う。上述の「CR400AF」と「CR400BF」の中の「400」は速度を示すコードであり、該当列車の実験時速が400キロ以上に達することができることを意味している。持続的な運行でも350キロを出すことができる。

▼安全性は?―約2500個の観測スポットが全方位で即時に観測
スピードが速いのは明らかだ。では、安全性はどのように保障するのだろうか?報道によると、安全を確保するために、「復興号」には2500個の観測点が備わっている。ベアリングの温度、冷却システムの温度、ブレーキシステムの状態および客室の環境を全方位で観測することができ、異常があれば、自動で警報を鳴らしたり、減速や停車などの措置を取ることができる。特筆すべきは遠隔データを通して車両の状態を即時に把握し、観測、遠隔メンテナンスを実施することができる点だ。車両先端と接続部には特別な装置が増設され、低速運行中に衝突が起きた場合に車両の防護能力を高めることができるのだ。

▼「和諧号」からの変化は?―設計寿命がより長く、車内に無料WiFiと充電設備を完備
上述したような外見上の違いの他に、「復興号」は設計寿命、車内空間と快適性の面でも大いに向上している。報道によると、中国の広大な国土面積、プラスマイナスで40度の温度差、長距離運転、高強度運転の需要を満たすために、「復興号」は60万キロメートル(ヨーロッパ基準より20万キロ長い)の試験走行を行った。その結果、車両の性能指標は大いに高められ、設計寿命も「和諧号」の20年よりも10年間延び、30年に達した。また、「復興号」は車両高度が4050ミリまで高くなり、車内空間は広くなり、車内はより静かに、座席幅も広くなった。注目されていた充電とWiFi問題についても改善された。報道によると、乗客はいつでも車内で充電コードやWiFiに接続することができるほか、照明制御モードを通して光の明るさをコントロールでき、またトンネルを通過する際の耳への影響も大いに減少した。

▼「復興号」未来の発展は?―中国高速鉄道の海外進出の促進へ
中国鉄路本社の担当者はメディアの取材に対し、「復興号」が北京―上海間高速鉄道で先行して運行開始されるのは高速鉄道運営の品質のさらなる向上および中国高速鉄道の国際ブランドの構築に重要な模範的効果を及ぼすためだと答えた。次のスデップは、旅客需要に基づき、北京―上海間高速鉄道の輸送潜在力をさらに発揮し、「復興号」の優秀な性能を示し、乗客にさらなる快適な旅行体験を提供することだと語った。

中国鉄路総公司総エンジニア長であり、中国プログラミング学会員の何華武氏はメディアに対し、完全に自主的な知的財産権を持っている一連の中国標準の高速鉄道はインドネシアの高速鉄道プロジェクトに利用され、「復興号」が中国高速鉄道の海外進出の主力となることを明らかにした。(提供/環球網・編集/インナ、黄テイ)