あなたは毎日十分な睡眠を取れていますか?眠りの問題を抱える人は4人に1人とも言われ、忙しい現代人の多くは慢性的に睡眠不足のようです。寝ている時間6〜7時間と十分あるのに、疲れが取れないとか、とにかく眠いという人も増えています。しかしそれを重要な問題とせず、そのままにしている人がほとんど。でもたかが睡眠と侮ってはいけません。国内外の研究で、十分な睡眠を取れていない人は死亡リスクが上昇するということが明らかにされているのです。

睡眠不足で死亡リスクが2倍に?!

名古屋大大学院で以前行われた、睡眠時間と死亡リスクの関係についての研究によると、睡眠時間がばらばらの研究対象者の睡眠時間を1時間ごとに区切り、それぞれの睡眠時間における死亡リスクを比較したところ、睡眠時間が4.4時間以下の人は死亡リスクが1.6倍も上昇していることがわかったようです。ちなみに睡眠時間が4時間以下の人におけるストレス・病気・喫煙・飲酒などの影響を除いて調整したデータによると、男性ではあまり変化は見られなかったのに対して、女性においては死亡リスクが2倍も上昇することがわかったと報告しています。

生活習慣病の方は心臓病や脳卒中による死亡リスクが上昇

特に糖尿病、高血圧といった生活習慣病を患っている方や、高コレステロールで肥満の方などは睡眠不足に注意が必要であるようです。アメリカで行われた研究によると、心臓病や脳卒中に繋がる生活習慣病等の危険因子を持ち、睡眠時間が6時間未満の方は、心臓病や脳卒中による死亡リスクが2倍以上上昇することが明らかにされています。この結果は心臓病や脳卒中に繋がる症状を患っている人のみであるから自分には関係ない、と思っているあなたは要注意。心臓病や脳卒中に繋がる症状とはいっても、高コレステロールな方、高血圧な方、中性脂肪値の高い方などもこれに該当するため、多くの方にとって睡眠不足による心臓病リスクの上昇は決して人事ではないのです。

理想の睡眠時間は7時間

睡眠不足で死亡リスクが上昇することが明らかにされているのに対し、睡眠時間が7時間程度と、十分な時間を確保できている方は、特に死亡リスクが低かったことも明らかになっています。つまり健康で長生きしたいのであれば、毎日7時間の睡眠時間は確保しておきたいということ。でも適切な睡眠時間は個人差があるもの。7時間必要ないという人もいますし、7時間寝ても疲れが取れないという人もいます。まずは「眠り」について研究し、朝目覚めた時に「すっきりした!」「元気いっぱい!」と感じられる睡眠を手に入れる努力をしてみましょう。


writer:サプリ編集部