インターンシップを単位認定している大学

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 文部科学省は6月23日、平成27年度大学等におけるインターンシップ実施状況について公表した。インターンシップを単位認定している大学(学部・大学院)は7割を超え、単位認定していないが参加状況を把握している大学を含めると9割を超える結果となった。

 調査は、各大学のインターンシップ実施に関するデータを収集し、推進・普及に関する各種施策の企画・立案等の参考資料にするために実施した。「インターンシップ」は、学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと。平成28年8月〜9月に、782大学(学部758校・大学院626校)、343短期大学、57高等専門学校を対象に、平成27年度のインターンシップ実施状況をまとめた。回答率は95.3%。

 インターンシップを単位認定している大学(学部・大学院)と、単位認定していない学生の参加状況を把握・関与している大学の合計は730校(93.4%)だった。そのうち、教育実習や看護実習、臨床実習などの特定の資格取得に関係するものを除いたインターンシップを単位認定している大学は581校あり、全体の74.3%を占める。前年度の566校(72.9%)と比較すると15校増え、1.4ポイント増加した。

 国公私立別学校数・割合(大学のみ)でみると、単位認定を行うインターンシップを実施しているのは国立大学の割合がもっとも高く95.3%、私立大学は74.2%、公立大学は54.5%となった。

 体験学生数の構成比をみると、大学では学部3年がもっとも多く56.4%、ついで2年が18.4%、4年が11.7%。大学院は修士1年が56.4%、ついで修士2年が13.1%。短期大学は1年が73.9%、2年が23.4%だった。高等専門学校は4年がもっとも多く87.4%。実施期間は、大学(学部)で1週間〜2週間未満がもっとも多く38.2%、ついで2日〜1週間未満が31.9%となった。

 体験時期は、大学(学部)で8月が26.6%、9月が23.4%と夏期休暇期間中の参加が多い。実施地域は各学校種とも関東での実施が多く、大学(学部・大学院)では関東が41.1%、ついで近畿17.4%、中部16.6%。

 単位数は各学校種とも2単位以下で実施している学校が多く、大学(学部)は2単位が55.2%、1単位が26.8%。また、各学校種とも選択がもっとも多く、大学(学部)で、選択は63.5%、必修としているのは29.8%だった。

 文部科学省のインターンシップの推進等に関する調査研究協力者会議では、インターンシップのありかたとして、「単位認定」「事前・事後学習の実施」「教育的効果測定の仕組み整備」「原則5日間以上」「大学等と企業との協働」が必要としている。

 調査結果では、単位認定を行わないインターンシップの状況についてもまとめている。 《リセマム 田中志実》