パキスタン系イギリス人の父を持ち、イスラム教信者であるゼイン・マリクが「イブニングスタンダード」紙のインタビューで、初めて渡米した時に「飛行機に乗る前に3回もセキュリティチェックを受けた」ことを明かした。これは2010年、ゼインが17歳のときのこと。既にワン・ダイレクションとしてデビューしてほかのメンバーも一緒にいたけれど、この厳しいチェックを経験したのはゼインだけ。「最初セキュリティの人たちは僕が無作為に選ばれたと言っていたけれど、僕の名前がシステムに引っかかったと言っていた」。つまりパキスタン系の名前が、チェックを受けた理由だったということ。

イギリス出国時以上に大変だったのが、アメリカ到着時。ゼイン曰く「まるで映画のようだったよ。3時間くらい空港に止められて、バカバカしいことをいろいろ質問された」。さらに「次にアメリカに来たときにも同じことを経験した」とも。ドナルド・トランプ大統領がイスラム諸国からの入国を禁止する大統領令を出し、国内外から批判の声が上がっているアメリカ。今回のゼインの発言が、ほかにも同じような経験をしたセレブが声を上げるきっかけになるかも。

Photo: Getty Images Text: Yoko Nagasaka