ロッテグループ創業者が会長から退くことになった。後継者争いが再び激化するとみられている。写真は北京のロッテマート。

写真拡大

2017年6月25日、海外網は韓国ロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名は重光武雄)氏が会長から退くことになったと報じた。

辛氏は94歳で、日本統治時代の慶尚南道で生まれた。1942年に留学のために日本に渡って終戦を迎え、戦後は在日米軍が持ち込んだチューインガムに目をつけて48年に日本でロッテを創業した。67年には韓国でも会社を設立して日韓両国にまたがる大財閥を築き、これまで約70年にわたりロッテグループのトップとして君臨してきた。

辛氏は3人の女性との間に4人の子をもうけており、長男の辛東主(シン・ドンジュ、日本名は重光宏之)氏と次男の辛東彬(シン・ドンビン、日本名は重光昭夫)氏がそれぞれ日韓両国のロッテの事業を担当し、長女の辛英子(シン・ヨンジャ)氏が小売事業を、次女の辛有美(シン・ユミ)がホテル事業に携わってきた。

辛格浩氏は高齢により近年公の場に姿を見せる機会が減っていたが、朴槿恵(パク・クネ)前大統領のスキャンダルに一族が巻き込まれたため、車いす姿で法廷に姿を見せていた。

新会長の人選はまだ決まっておらず、後継をめぐるきょうだい間の争いが再び激しくなりそうだ。息子2人はいずれも後を継ぐ意思を持っているとの分析が出ており、辛東主氏が「以前公の場で父から後継者指名を受けた」としたのに対し、弟の辛東彬氏が「それは父の意識がはっきりしない状態で発せられたもの」と反論しているという。(翻訳・編集/川尻)