乗客に撫でられて嬉しそう(画像は『Eclipse Seattle's Bus Riding Dog 2017年6月2日付Facebook「Please turn on the A/C」』のスクリーンショット)

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2015年にはニュースにも取り上げられ、その様子がYouTubeに投稿され、あまりにも人懐こく利口なことから大きく話題となった1頭の大型犬。とにかくバスの旅が大好きで、米シアトルの路線バスでは今なおこのワンちゃんが大人気。運よく遭遇した犬好きな人はその隣に座りたがり、愛しそうに撫でていくそうだ。

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シアトルの路線バスにひとりで乗ってしまうというこの黒い犬は、ブルマスティフとラブラドール・レトリバーの混血種である“エクリプス(Eclipse)”号。メスで2012年4月15日生まれというから現在5歳ちょっとである。飼い主のジェフ・ヤングさんがあまりにも忙しくて構ってもらえないと、エクリプスは知らぬ間に家を出て路線バスDラインに乗り大好きな公園に行ってしまうそうだ。

それはジェフさんとともにバス停でバスを待っていた4年前のある日に始まった。ジェフさんがタバコを吸い始めたところにDラインのバスがやってきて扉を開け、エクリプスは「次のバスで行こう」と止めるジェフさんの言葉には耳を貸さず、そのステップに飛び乗って公園に向かってしまったそうだ。子犬だったエクリプスは何に対しても興味津々で、公園ばかりかバスの旅も大きな楽しみのひとつになったもよう。乗客とのコミュニケーションも上手で運転手に迷惑をかけることもなく、赤いハーネスを付け大人しく座っているエクリプスはあっという間に街の話題になっていったという。

ただしジェフさんの元には、今なお週1回のペースで電話が掛かってくる。もっともそれは「迷惑な犬」ということではなく、「迷い犬を見つけた。しっかりと監視してあげないと可哀想」といった善意からのお叱りの言葉であるという。ジェフさんは毎回「ご心配ありがとうございます。でもエクリプスは自分のやっていることをしっかりと理解しているので大丈夫です」と返事するそうだ。

シアトル市を擁するワシントン州のキング郡では路線バスの運転手が動物を受け入れるかどうかの決定権を持つが、乗客にほのぼのと温かい空気が漂うこともあり、今のところどの運転手もエクリプスを歓迎してくれている。通勤にそのバスを使うというティオナ・レインウォーターさんも「バスの旅が好きで皆をハッピーな気分にさせてくれる。そんなエクリプスのことを誰もが愛しているわ」と地元メディア『KOMO News』の取材に語っていた。こちらは2015年にニュースで大きく取り上げられ、YouTubeにも“Leashless in Seattle: meet a solo bus-riding dog”というタイトルで投稿されたその動画である。

画像は『Eclipse Seattle's Bus Riding Dog 2017年6月2日付Facebook「Please turn on the A/C」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)