日清食品“黒歴史トリオ”復活発売へ

写真拡大

日清食品は6月26日、「カップヌードル」「日清のどん兵衛」「日清焼そばU.F.O.」の各ブランドから、過去に発売したものの時代を先取りしすぎて売れなかった“黒歴史”商品トリオを復活発売すると発表した。7月3日発売で、価格は各180円(税別)。それに伴い、同日より、“攻めて迷走。焦って自滅。”キャンペーンとして「今度こそ売れて欲しい!!黒歴史トリオ」の特設サイト(http://www.cupnoodle.jp/blacktrio/)がオープンしている。

発売当時は理解されなかったものの、現在であれば、エスニック料理ブームやだしブームに乗って親しまれるであろう「日清の黒歴史トリオ」は、「カップヌードル サマーヌードル」「日清のどん兵衛 だし天茶うどん」「日清焼そば 熱帯U.F.O.」の3品。

「カップヌードル サマーヌードル」は1995年夏、“緊急限定発売”という必死感満載のコピーで登場。トムヤムスープをベースに、スープにはレモングラスをきかせているのが特徴で、一言で言えば「攻めすぎている」。当時はレモングラスの存在が知られておらず「正直よくわからない商品」として扱われてしまった。営業も説明ができず大変に苦労したという。真心ブラザーズの名曲「サマーヌード」はこの商品のラジオCM用に書き下ろされたものだが、今やそっちのほうが有名……。エスニック料理が一般化した今ならもっと愛してもらえるのでは、ということで緊急再発売が決定した。

「日清のどん兵衛 だし天茶うどん」は、2002年茶系飲料が大ヒットするなか、食品カテゴリーから無理矢理ブームに相乗りするべく開発された。当時流行っていたのは緑茶だったが、こちらのスープはほうじ茶がベース、という時点で全体的にズレまくっている。「あっさりこってり」というわかるようでわからない謳い文句とともに発売を開始するも、あっけなく歴史から姿を消すこととなった。わさびがききすぎており、すするとむせるという声も……。当時の担当者いわく「エッジの立った味」とのこと。最近のだしブームに乗じ、再ブレイクすることを夢見て再発売が決定した。

「日清焼そば 熱帯U.F.O.」は、2002年夏、前年に大ヒットした「カップヌードル 熱帯シーフードヌードル」を勝手にパクって誕生。ネーミングをはじめヤシの木をデザインしたパッケージなど、あたかも関連商品のような顔つきをしているが、実際は完全なる後追いだ。その驚くほど安易に名づけられた「熱帯U.F.O.」という商品名について、勢いは伝わるものの味の説明になっていないという指摘が相次いだ。またその味も、パッタイやミーゴレンなどの“エスニック風焼そば” に慣れていない当時の人々には新しすぎた。今なら、このタイ風甘辛エスニック焼そばの魅力をわかっていただける……かも? との淡い期待を込めて再発売が決定した。

特設サイトでは、闇世界に葬られた黒歴史トリオの真実を徹底的に白日の下に晒すべく、各商品の元担当者3名にインタビューを敢行。いかにして3商品はこの世に産み落とされたのか。そしてその生みの親は、今の状況をどのように捉えているのか。時がたった今だからこそ語られる禁断のインタビュー3連発を緊急特集として公開している。

また、黒歴史トリオ3商品の、発売当時実際に配信されたニュースリリースを特別に大公開。同社いわく「今思い返すと“ツッコミどころが満載”のニュースリリース」。配信された時から黒歴史に認定されることが決まっていたのではないかというほどの内容に、現在の目線で厳しくツッコミを入れまくっている(※当時のリリースはダウンロードも可能)。

さらに、黒歴史トリオに限らず、黒歴史は誰もが抱えかねない、人生の危機……ということで、このたび「黒歴史認定イラスト」を6種用意。恋人自慢やイタい発言など、将来黒歴史となりかねないことを友人がSNSであげていたら、このイラストをそっと送る、そんな使い方ができるナイスなイラストだ。