もともと同じ「親」から生まれてそれぞれ異なる道を進み、今では第2の人生を歩んでいる台湾のSLと日本のSLが、70年以上の時を経て「姉妹」の契りを交わした。台湾メディア・聯合報が報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 もともと同じ「親」から生まれてそれぞれ異なる道を進み、今では第2の人生を歩んでいる台湾のSLと日本のSLが、70年以上の時を経て「姉妹」の契りを交わした。台湾メディア・聯合報が報じた。
 
 記事は台湾鉄路局所有の蒸気機関車CT273と、日本のJR西日本が所有する蒸気機関車C571が、日台間の民間交流と観光発展増進を促すために「姉妹車両」の協定を結び、24日午前に台湾の玉里駅で行われたと伝えた。
 
 記事によれば、CT273は日本の川崎車両が1943年に製造したもので、台湾西部の幹線鉄道で活躍。路線が電化した79年に運用が停止され、84年2月に除籍となった。その後、動態保存運動の高まりをうけて2014年6月に復活。同8月より花東線で「仲夏宝島号」として運行されるようになり、現在は毎年6-8月の週末に玉里―台東間を走っているという。
 
 C571は1937年にやはり川崎車両が製造開始したC57形の1号機だ。鉄道ファンからは「貴婦人」との愛称で親しまれ、山口県と島根県の間を走っていたが、鉄道の現代化とともに73年に引退。その後地元民などの願いもあり79年に復活し、SL「やまぐち」号として毎年春から夏の週末に運転されるようになった。
 
 同じ生みの親を持ち、一度引退して復活し、SL文化の保存と観光業の発展という使命をともに帯びている2つのSL。今年の「仲夏宝島号」運転開始日にあたる24日に晴れて「姉妹」となった。これからも地元民や鉄道ファン、観光客そして子どもたちの夢を載せて、元気に走り続けてほしい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)