【札幌|採点・寸評】
GK
25 ク・ソンユン 5
キックミスが目立ったものの、前半からクロスをことごとくキャッチ。しかし終盤にD・オリヴェイラのシュートはポジショニングが甘かった。
 
DF
2 横山知伸 4.5
カバーリングが遅れ気味で、ポジションチェンジを繰り返す相手アタッカーについていけない場面が散見。さらに40分のPK献上はあまりに痛恨だった。
 
15 菊地直哉 4.5
開幕の仙台戦以来となる先発出場。対面した伊東のスピードと多彩な動きに引っ張られ、後方のSBまでカバーし切れず、不完全燃焼に終わった。
 
20 キム・ミンテ 5
前半は、左サイドから中央への侵入を阻止して、相手のサイドアタックに対抗。しかし後半は徐々に焦りを見せ始めて、トーンダウンしていった。
 
MF
6 兵藤慎剛 6
小気味よくパスを捌いてテンポの良いパスワークを機能させた。6分には相手の背後へ抜け出し決定機を迎えるなど、機を見た攻め上がりも効いていた。
 
10 宮澤裕樹 5.5(79分OUT)
相手の右SBのオーバーラップに対応するために、守備に追われていた印象。持ち味である高精度のパスは鳴りを潜めた。
 
23 マセード 5.5(79分OUT)
大胆な攻め上がりを見せ、カウンターアタックに厚みを加えた。ただ守備面ではサイドハーフとSBの連係に苦慮していた。
 
27 荒野拓馬 4.5
前半はアンカー、後半はインサイドハーフの位置で落ち着いてボールを捌き、バランスを取っていた。ただ効果的な縦パスはほとんどなく、存在感は希薄だった。
 
38 菅 大輝 5(75分OUT)
相手SBのオーバーラップを止められず、徐々に押し込まれていった。仕掛けの場面でも相手をかわしきったのは数える程度で、不完全燃焼だった。
FW
9 都倉 賢 6
強靭なフィジカルを利したボールキープや、献身的なプレッシングなど、様々な局面で持ち味を発揮。得点につながるFKを獲得するなど、相手にとって確実に脅威となっていた。
 
11 ヘイス 6
今季リーグ戦初出場。都倉の動きに気を遣いながら、スペースに顔を出してゴールを狙った。積極性を欠いてシュートチャンスをフイにする場面もあったが、強烈なFKで同点ゴールを奪取。
 
交代出場
MF
26 早坂良太 -(79分IN)
右ウイングの位置で精力的にアップダウンを繰り返した。しかし、守備に回る時間が多く流れを変えるには至らなかった。
 
MF
4 河合竜二 -(79分 IN)
CBの中央で出場したが、相手の猛攻にどんどん押されていった。終盤にはイライラを募らせラフプレーも目立った。
 
FW
22 金園英学 -(84分IN)
追加点を狙って投入されるも、なかなかボールが入って来ず。決定的な仕事はできなかった。
 
監督
四方田修平 5.5
リードを許して迎えたハーフタイムに攻守の切り替えを強調。徐々にリズムを掴み一時は同点としたが、交代策を効果的に生かせず終盤に失点を喫した。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。