世界ランキング122位のマクシミリアン・マーテラー【写真:Getty Images】

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マーテラーVSクエバス…2つの曲芸的ショットにATPワールドツアーが“対決質問”

 芝コートシーズンを迎えたテニス界。男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンでは、ミラクルショットが飛び出し、ATPワールドツアーの公式インスタグラムが動画付きで紹介。技ありの「背面ショット」を紹介するとともに、過去の名ショットの映像をつなぎ合わせて「どっちが上手い?」と問いかけ、ファンからは“論争”の声が上がった。

 魅惑のプレーで沸かせたのは、世界ランキング122位・マクシミリアン・マーテラー(ドイツ)だ。

 世界ランク8位のドミニク・ティエム(オーストリア)と激突した1回戦。0-1で迎えた第2セット、第2ゲームだった。相手のサービスから始まった攻防はネットプレーとなり、マーテラーは鋭いクロスショットに逆を突かれた。

 これを懸命に追いかけ、足を滑らせ尻もちをつきながら何とか返したが、ティエムはガラ空きとなった後方にショットを放った。次の瞬間、神がかり的なプレーが飛び出す。

 マーテラーはすかさず起き上がってターンし、後方に猛ダッシュ。バックラインを大きく越えたところで、なんとかボールに追いついた。すると、ネットに背を向けたまま、ラケットを体の前から後ろに向かって一閃。ノールックで放たれたショットは相手のサイドライン際へ。

 マーテラーのポイント……と思われたが、ティエムに拾われて残念ながらポイントは奪えなかった。しかし、曲芸的なスーパーショットにはファンからスタンディングオベーションで称賛の拍手が送られた。

マーテラー派? クエバス派? 「どっちがうまい?」に世界のファン反響

 この模様をATPが公式インスタグラムで動画付きで紹介。5月のマドリード・オープンで飛び出したパブロ・クエバス(ウルグアイ)の背面ショットの映像とつなぎ合わせ、「どっちが上手い?」とコメントを添えた。

 珠玉の“背面ショット対決”には世界中から反響が寄せられている。

「クエバスだね。でも彼はポジションが良かった」

「まぎれもなく、パブロ…!」

「クエバスのショット。アメイジング!!」

「クエバス。でも、マーテラーのショットは美しいね」

「マーテラー。彼のボールの方が、打つのは難しかった!!! 」

「マーテラー。彼にはボールにたどり着くまで猶予がなかったし、ショットについて考える時間もなかった」

 ポイントになったクエバスに対し、マーテラーはショットを返されているなど違いはあるが、厳しい環境下でのショットをより評価する声もあり、双方に驚嘆と称賛の声が殺到した。

 ストレート負けで1回戦敗退となったマーテラーだが、22歳のレフティが披露したスーパーショットが世界のファンの脳裏に刻まれたのは間違いないだろう。