一年で最も紫外線が強くなるこの季節は、日焼け止めなどで紫外線対策をしておかないと、すぐに肌や髪が傷んでしまいます。そして意外な盲点とされるのが目。目の紫外線対策をしておかないと、目を痛めるばかりか、目に入る紫外線から肌の日焼けが起こってしまうことがあるのです。

目から入った紫外線が肌にも影響を

肌の紫外線対策はバッチリできていても、目の紫外線対策は何もしていないという人が多いようです。しかし恐ろしいことに、最近の研究では、目から入った紫外線が皮膚にも影響を与えることが明らかになっています。紫外線が目を傷つけると、それが脳に伝わり、紫外線から体を守るために、脳がメラニンを作るように指令を出すとのこと。すると肌に紫外線が当たっていないにもかかわらず、生成されたメラニンが原因となり、肌の黒ずみやシミができてしまうのです。

肌や目を傷つける紫外線とは?

太陽が放つ紫外線には3種類、A波(320〜400nm)、B波(280〜320nm)、C波(100〜280nm)があります。波長の短いC波はオゾン層に阻まれるため、地上まで到達するのはA波とB波です。波長の長いA波はエネルギーが弱めで、地表に届く紫外線のうち90%を占めています。しかし皮膚の奥まで浸透することができ、細胞を壊してしまう力があります。残りの10%はB波で、A波に比べて100〜1000倍ものエネルギーをもちます。B波は皮膚の奥まで浸透しませんが、肌の表面に炎症を起こします。A波、B波は同様に目にも害を及ぼすので、サングラスにより防ぐことが大切です。

目を守るサングラスの選び方

紫外線が目に与える障害として、よく知られているのに雪目があります。雪に反射した紫外線はエネルギー量を増すので、目の表面の細胞を傷つけてしまいやすいのです。最近では、加齢が主な原因とされていた白内障も、紫外線の影響が少なからずあることが分かっています。このように目から受ける紫外線の害はあなどれません。紫外線が多い時期は肌同様に、目の紫外線対策も行った方がよいでしょう。サングラスを着用し、目を紫外線にさらさないにようにしましょう。サングラスを選ぶときは、必ずUVカット仕様のものを選ぶようにしましょう。

注意したいのは、レンズの色の濃さで選ばないということです。レンズの色が濃くてもUVカット率が低いものもあるからです。また「UVカット」とだけ表示されているものではなく、「紫外線透過率」がきちんと数字で表記されているものの方が安心です。紫外線透過率が低いほど、性能が高いことを示し、サングラスの値段が高くなるようです。それからサングラスの形にも気をつける必要があります。サングラスの形状よっては、脇から紫外線が入ってくることも。目の黒目あたりで一度屈折し、反射した紫外線が、鼻に近い所に注がれることがあります。屈折した紫外線はエネルギーが増してしまうので、目のダメージが大きくなってしまいます。

サングラスは顔の形に沿ったものを選び、目をしっかり覆い隠すようなものを選びましょう。目に日焼け止めを塗るわけにはいきませんよね。だからサングラスを掛けることが一番の対策となります。コンタクトレンズにもUVカット仕様のものがあるので、サングラスと合わせて使うと、より効果が得られるとのことです。


writer:Akina