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村瀬秀信の「スポーツワイド プロ野球デジタルニュース」



村瀬秀信の「スポーツワイド プロ野球デジタルニュース」連載一覧

巨人とヤクルトが二桁連敗

東京に黒星集中した交流戦



皆様、こんばんは。月に一度、デジタルとプロ野球がなんとなく融合したような気になるひと時。「プロ野球デジタルニュース」のお時間が、今月も懲りずにやって参りました。

今月は交流戦でしたね。13年目となる今年の交流戦もやっぱりパ・リーグが強かったですね。上位はソフトバンクとオリックスと西武が独占し、セ・リーグは広島と阪神がなんとか貯金を作りましたが、あの巨人が球団新記録となる13連敗を喰らい、続いて東京ヤクルトも10連敗と、今月は東京に黒い星が集中しました。

ドラフトだ、インコースだ、パワーヒッターだと、これまで何故パ・リーグが強いのか、散々いろいろな原因が言われてきましたが、これはもうオカルトの粋に入ったと言っていいのではないでしょうか。ちなみに阪神は交流戦がはじまる前日の移動日に、新神戸駅で見れば幸運が訪れるという“幸せの黄色い新幹線”ドクターイエローに遭遇したそうです。そんな論調のデジタルなニュース。

広島カープの試合情報を

逐一伝えるウェアラブル端末



次の話題です。阪神と共にセ・リーグで交流戦を善戦しているのが現在リーグ1位の広島。昨年に続き好調な打線がチームを引っ張り、かつては鬼門と呼ばれた交流戦も勝ち越し。先月もお伝えしましたが、広島方面ではカープ需要が天井知らずで伸びているようです。

そんなカープの試合情報がいつでも手に入るウェアラブル端末が、シャープから発売されました。『funband(ファンバンド) HIROSHIMATOYO CARP MODEL』という時計型のウェアラブル端末は、まさに未来の応援グッズ。Bluetoothでスマートフォンと連携することで、現在の試合の状況などオンタイムのカープ情報が手に入るだけでなく、特筆すべきは装着したユーザーの試合中の動きを内蔵のセンサーで感知し、試合展開や応援量によってLEDやバイブレーションの反応が変化するだけでなく、「応援アクション」として、動作を数値化してクラウドで集計。チームへの愛の深さをランキングで表示することができるのだとか。新井さんもFAの時にこの時計があれば勘違いされずに済んだかもしれませんね。



この『funband』は広島県とほか一部地域のみで1000本限定で発売しましたが、当然即完売したとか。カープだけでなく、各球団での発売も楽しみですね。

千葉ロッテマリーンズの

球場に現れた謎の魚??



はい。それでは最後はいつものヤツまいりましょう。「今月のアナグラン!」

今月は千葉ロッテマリーンズからです。ある意味、今年の交流戦の話題を独り占めしたのが、毎年挑発ポスターで話題になる千葉ロッテ。しかし、今年注目されたのは名もなき謎の「魚」でした。本拠地ZOZOマリンスタジアムでの試合に登場するこの謎の魚は、試合前のビジョンに登場してファンと質疑応答するのが第一形態。5回のイニング間にあんこうのような、なんともいえない着ぐるみの姿でグラウンドに降り立つのが第二形態。さらに6月11日には第三形態と称して、口の中から人間型の半漁人が飛び出てきたりと……完全にシンゴジラ。球場はどよめき、ドアラやつば九郎などのマスコットは警戒し、SNSは魚が進化するたびに色めき立つ。結局、正体はなんだったかのか。誰もわからないまま終盤に向かう交流戦。最近の野球界はアナログもデジタルも明日は何が起こるかまったく予想がつきません。というわけで、また来月もこのPBDNでお会いしましょう。サヨウナラ。

文/村瀬秀信

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋

むらせひでのぶ/ライター、コラムニスト、プロ野球観客。セイバーメトリクスとかを武器にできたからいいなぁと憧れる40歳。数学2、血圧140。著書に「4522敗の記憶」(双葉社)、「プロ野球 最期の言葉」(イーストプレス)、「気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている」(交通新聞社)など著作多数。

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