張本智和【写真:Getty Images】

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中国OP男子複決勝、上田、吉村組に1-3で敗戦…張本はワールドツアー初V逃す

 卓球の中国オープンは25日、男子ダブルス決勝で張本智和(エリートアカデミー)、木造勇人(愛工大名電高)組が上田仁(協和発酵キリン)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)組に1-3で敗れ、準優勝。張本にとってはシングルスを通じ、ワールドツアーのシニア部門の初優勝はならず。27日に誕生日を迎える天才少年にとって、13歳のラスト試合で快挙はならなかった。上田、吉村組が見事な優勝を飾った。
 張本・木造組は第1ゲーム、張本から生まれた珍プレーで中国のファンを沸かせた。張本の強烈なスマッシュを上田がなんとかラケットに当てたが、高く舞い上がったボールがなんとか返ってきた。しかし、スピンがかかり、バウンドしたボールは敵陣へ。木造が台を左から敵陣に回り込んで逆方向に叩きつけ、ポイントを奪った。国際卓球連盟(ITTF)もすぐさま動画付きで速報する仰天プレーで目の肥えた地元のファンをクギ付けにした。

 しかし、第1ゲームはデュースの末に10-12で落とした。第2ゲームも接戦となったが、11-9ですぐさま奪い返した。しかし、第3ゲームは8-11を落とすと、流れを止められず、第4ゲームも落として終戦。上田、吉村組とがっちりと握手を交わし、健闘をたたえ合った。

 今大会は準決勝で世界選手権金メダルの樊振東、許シン(中国)を破る大金星を挙げ、決勝進出。日本勢対決となったが、17歳・木造とともに若い2人が快挙を目指したが、日本の先輩コンビに阻まれ、あと1勝届かなかった。

 張本はシングルス1回戦で元世界1位のウラジミール・サムソノフ(ベラルーシ)を撃破。不戦勝で2回戦を勝ち上がって迎えた準々決勝で丹羽孝希(スヴェンソン)を破った。準決勝で元世界1位のティモ・ボル(ドイツ)に1-4で敗れたが、両親の母国・中国で旋風を巻き起こしていた。

 今月の世界選手権ではシングルスで史上最年少8強。直後のジャパンオープンでは予選敗退し、悔し涙を流したが、短い期間で飛躍的成長を見せるのは若さの裏返しでもある。27日に14歳になる張本。歴史的な快進撃を演じた13歳の一年をワールドツアー準優勝で終え、さらなる躍進を予感させた。