フィリピン南部ミンダナオ島のイリガン市で、イスラム教の断食月「ラマダン」の終了を祝う「イード・アル・フィトル」で祈る、マラウィでの戦闘を逃れてきたイスラム教徒の住民たちと、警備にあたる警察の特殊部隊(2017年6月25日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】フィリピン軍のエドゥアルド・アニョ(Eduardo Ano)参謀総長は25日、南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)の一部を占拠しているイスラム過激派武装勢力との戦闘を8時間停止すると発表した。この日はイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」の終了を祝う「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」にあたるため、この祝日を市民らが祝えるようにするためだという。

 国民の大半がキリスト教カトリック教徒のフィリピンで、マラウィはイスラム教徒が多数派の重要都市。

 アニョ参謀総長は声明のなかで、「イスラム教信仰に対する高い敬意を示すため、マラウィで遂行中の対イスラム過激派作戦を25日に休止することを宣言する」と述べた。

 ラマダンの期間中、敬虔(けいけん)なイスラム教徒は夜明けから日没までの間は一切、食べ物や飲み物を口にせずに、イード・アル・フィトルでラマダンの終了を祝う。

 25日の一時休戦について、アニョ参謀総長は「同胞であるイスラム教徒、とりわけマラウィのイスラム教徒たちにこの祝日を祝う機会を与えようというフィリピン軍の固い意志の証しだ」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News