スリランカ・コロンボの公立病院で診察を待つ患者(2017年5月5日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】スリランカで国立病院の医師たちがストライキを決行し患者数万人が受診できない事態に陥っていた問題で、同国の医師団体は24日、政府との協議が合意に達したとして、3日間におよんだストを終結した。

 スリランカ最大の医師組合、政府医療機関職員協会(GMOA)は、2008年に設立された私立医科大学について教育水準が低すぎるとしてこの大学の閉鎖を政府に求め、22日にストを決行。

 このストによって貧困層を中心とした数万人が国立病院での無料の医療を受けられない事態に陥り、その状況は、GMOAがマイトリパラ・シリセナ(Maithripala Sirisena)大統領との協議を受けてスト終結を宣言した24日正午まで続いた。

 GMOAの広報担当者サマンタ・アナンダ(Samantha Ananda)氏はコロンボ(Colombo)で記者会見し、シリセナ大統領が「医学教育と医療を向上させるための前向きな措置を講じる」ことで合意したと語ったが、詳細には触れなかった。

 ストの間も私立の医療機関での診察は可能だったが、スリランカの消費者権利保護団体によれば、多くの患者たちは私立の医療機関では医療費を支払う余裕ががないという。
【翻訳編集】AFPBB News