4月にイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニから中国の実業家ヨンホン・リーを中心とするグループに買収されたミラン。一部のサポーターはこれを機に、スタジアムで流れるクラブ・アンセムも変更すべきと考えているようだ。

新たに誕生したチャイナ・ミランはこの夏、マテオ・ムサッキオ、フランク・ケシー、リカルド・ロドリゲス、アンドレ・シウバと次々に補強を敢行。すでに約1億ユーロ(約124億6000万円)を費やす大盤振る舞いで名門復活を目指しており、サポーターの期待も高まっているところだ。

そんな「新しいミラン」をさらに印象づけようと、一部のファンが訴えているのが、試合前のスタジアムなどで流れるアンセムの変更だ。ベルルスコーニが望んだ現在のアンセムはこちら。

長年にわたって使われているアンセムではあるが、リヴァプールやボルシア・ドルトムントの有名な「You'll never walk alone」のような知名度はない。

そして今回、「MILANISTI NELL'ANIMA」というグループがフェイスブックのアカウントで、「ミランのアンセムを変えよう」と提案。「もっと美しく、感動的な公式アンセムはほかにある」とし、その筆頭としてウンベルト・ズマイラの「IL CANTO ROSSONERO」を挙げている。

一方で、ミラン自体もベルルスコーニの娘バルバラがアンセムを変えようとしたことがある。その曲がこちらだ。

「IL CANTO ROSSONERO」とは対照的に、現代風の曲調だ。果たして、ミラニスタが最も好むアンセムはどれなのだろうか。