以前より、MacはWindowsに比べて安全だと言われてきました。両者はシェアに大きな開きがあるため、攻撃側もMac向けのOSに攻撃を行うよりもWindowsを対象とした方が、少ないコストで大きな利益を上げられるからです。しかし、ここ最近、macOSを対象としたマルウェアが急増していることが分かりました。

macOSをきっかけとして爆発的に急増

アンチウイルスソフトの開発を行うMcAfee研究所が公開したレポートによると、Macを対象としたマルウェアの数は、2017年第1四半期(1〜3月)に過去最高となりました。グラフでは、2013年第3四半期(7〜9月)から兆候が出始め、続く第4四半期(10〜12月)で一挙に倍増している様子が確認できます。
 

 
McAfeeはレポートで、「過去3四半期の間に、新たなmacOSのマルウェアはアドウェアで満ち溢れることとなった」と、Mac向けに増加したマルウェアの大半がアドウェアであることを指摘しています。一方で、ユーザーのシステムやデータを乗っ取り「身代金」を要求するランサムウェアなどは、相変わらずWindowsがターゲットとなっているそうです。

全体でみると4%に過ぎないが

もっとも、マルウェア全体でみれば、まだまだMac向けのものが占める割合は少ない状況です。
 
下記のグラフでは、2017年第1四半期に検出されたマルウェア数が16,000,000を超えるレベルとなっており、同期間中に700,000のMacは、全体のわずか4%ほどにしか占めていないことが分かります。
 

 
なお、マルウェアによる感染を防ぐ一番の対策は、怪しげなリンクやアプリを開いたりしないことであるのは、Mac、Windows、iOS、Android問わず、改めて言うまでもあリません。
 
 
Source:McAfee via BGR
(kihachi)