Gmailでメール内容をスキャンし、ユーザーごとに最適な広告を表示するという仕様について、Googleが年後半にも終了させる予定であることが分かりました。

今後は検索履歴などを元に広告表示

Googleの公式ブログで、同社のGoogle Cloudを統括する副社長ダイアン・グリーン氏が明らかにしたところによると、今後はメールの内容にもとづいて広告を表示するのではなく、ユーザー設定や検索履歴にもとづいた表示が行われるようです。
 
もちろん、設定はいつでも変更することが可能で、表示される広告のパーソナライズをオフにすることもできます。

広告なしのGmailはあり得るのか

プライバシー尊重や、Microsoft、Amazonなどの企業向けクラウドサービスに追いつきたいといった観点から、すでに企業向けのメールサービスG Suiteでは、こういった個別広告の表示は行われていませんが、好評なことを受けて、一般ユーザー向けのGmailもこれに続いたものだと考えられます。この数年間、Googleはメールの内容をスキャンすることについて、訴訟沙汰にまで発展してきた経緯があります。
 
一方で、Appleが提供しているiCloudは、そもそも広告をサポートしていません。広告サービスで利益を上げるGoogleなだけに、広告をどのように表示すべきかというテーマは、ライバルに対抗していく上で、まさに死活問題と言えるでしょう。ただ、先述のグリーン氏は「他のメールサービスでは、スパムやハッキング、フィッシングメールからユーザーを守ることができない」と、Gmailの原理的な優位性を強調しています。
 
 
Source:Google
(kihachi)