好守連発で勝利の立役者となったGK斉藤が、応援団とハイタッチ。30年ぶりの本大会出場に、浦和西イレブンの歓喜が弾ける。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 6月24日、全国高校総体(インターハイ)の地区予選は東京と埼玉で準決勝が開催され、それぞれ出場2枠が確定した。
 
 東京予選の第1試合は、関東一と國學院久我山の好カード。立ち上がりから後者がポゼッションで優位に立ち、前者が堅守からの鋭い速攻で対峙する構図だ。均衡が破れたのは前半20分、関東一が先制する。右サイドからの折り返しを中央で池田健太が合わせた。後半も実力伯仲でがっぷり四つの展開が続いたが結局ゴールは生まれず、そのまま関東一が1-0で勝利。3年連続の出場を決めた。
 
 第2試合も拮抗したゲーム展開に。先手を取ったのは実践学園だ。前半6分、左サイドの鋭い突破から前原龍磨がショットを放ち、いったんはGKに止められるも、跳ね返りがDFに当たってゴールインした。その後は東海大菅生が反撃に転じ、一進一退の攻防が続く。どちらに転んでもおかしくない流れのなか、実践学園が追加点を奪う。後半14分、村上圭吾が得たPKを、尾前祥奈が冷静に決めて2-0。追いすがる東海大菅生を振り切り、5年ぶりの本大会出場を掴んだ。
 
 埼玉は第1試合に昨年4強の昌平が登場。序盤からペースを握り、前半だけで3得点を挙げて試合を決めにかかる。対する浦和学院は元日本代表の森山泰行監督に率いられ、FC東京の特別指定選手である田中和樹を軸に反攻を試みるが、試合運びに長けた昌平からゴールを奪うには至らない。昌平は後半にも3ゴールを加え、6-0の圧勝を飾っている。
 
 13時キックオフの第2試合では、浦和西が30年ぶりのインターハイ切符を手にした。西武台がボール支配でやや上回り、浦和西は攻守両面でインテンシティーの高いサッカーで対抗。前半をスコアレスで終えると、後半開始早々に浦和西がPKのビッグチャンスを得る。これを高橋岬生が落ち着いてゴールに蹴り込み、先制。その後は西武台の猛攻に晒されるもGK斉藤大伽のファインセーブなどで切り抜け、虎の子の1点を死守した。実に1987年大会以来となる本大会出場だ。
 
 今年のインターハイ本大会は宮城県内各地で開催され、7月28日に開幕、8月4日に決勝戦を迎える(女子は7月30日〜8月4日)。出場枠は男子が55チーム(女子が16チーム)で、6月24日現在で、54チームの出場が決定。日曜日の男子・栃木決勝(栃木vs真岡)で、男女全71代表校が確定する。

 男子の初出場は名経大高蔵、近江、日本文理、市立尼崎、東海大相模の5チームで、女子が明成、柳ヶ浦の2チーム。ちなみに北海道大谷室蘭、前橋育英、四国学院大香川西、そして柳ヶ浦の4校が、男女ペアでの出場となる。

 出場決定校および各地区予選決勝の日程は、以下の通り。

平成29年度インターハイ 男子出場校一覧
北海道 北海道大谷室蘭(4年ぶり30回目の出場)
    旭川実(2年ぶり5回目の出場)
青 森 青森山田(18年連続21回目の出場)
岩 手 遠野(4年ぶり20回目の出場)
秋 田 秋田商(3年連続33回目の出場)
宮 城 仙台育英(2年連続18回目の出場)
    東北学院(17年ぶり10回目の出場)
山 形 山形中央(2年連続11回目の出場)
福 島 尚志(8年連続10回目の出場) 
茨 城 鹿島学園(2年連続7回目の出場)
栃 木 決勝/6月25日(日) 栃木vs真岡  
群 馬 前橋育英(3年ぶり14回目の出場)
埼 玉 昌平(2年連続2回目の出場)
    浦和西(30年ぶり2回目の出場)
    ※決勝/6月25日(日)
千 葉 流経大柏(3年連続14回目の出場)
    市立船橋(5年連続27回目の出場)
東 京 関東一(3年連続4回目の出場)
    実践学園(5年ぶり3回目の出場)