アラブ首長国連邦(UAE)王妃とその娘ら7人による虐待容疑の被害者として、ベルギー・ブリュッセルの裁判所に到着した女性(右から2人目、2017年5月11日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】ベルギーの裁判所は23日、アラブ首長国連邦(UAE)の女性王族8人が人身売買に関与し、ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)のホテルで使用人らを虐待したとして、8人に有罪を宣告した。

 ベルギーのベルガ(Belga)通信によると、裁判所はUAEのハムダ・ナヒヤーン王妃(Sheikha Hamda Al-Nahyan)とその娘7人に対し、それぞれ執行猶予付きの禁錮15月と罰金16万5000ユーロ(約2000万円)の判決を下した。

 王妃らは2007〜08年に滞在していたブリュッセル市内の高級ホテル「コンラッド(Conrad)」で、アフリカ出身者を中心とする使用人の女性23人を非道に扱ったとして起訴されていた。

 一族はホテルの階の一つを借り切っていたが、労働許可証や滞在許可証を持たずに働いていた女性たちには、標準以下の賃金しか払っていなかったとみられる。仕事は長時間で、女性たちの一部には就寝時は王妃らの部屋の外に敷かれたマットレスで寝ていた者もいた。また女性たちは他の階へ行くことを許されなかったという。

 王族側の弁護士スティーブン・モノド(Stephen Monod)氏は「裁判所が被害者側の主張を考慮した」ことは残念だと述べた。
【翻訳編集】AFPBB News