彼氏はいるもののセカンドポジションのまま、いつまでたってもファースト(本命)になれない女性たちに迫る今企画。そのセカンド体質の原因を探ります。

今回お話を伺ったのは、大阪でOLをしている本田雅子さん(仮名・34歳)。柔らかいウェーブのかかった黒髪をキチッとひとつに束ねて、ハキハキとしゃべる話し方などから、しっかりしているちゃんとした人という印象を与える女性です。出身は福岡県、両親と姉との4人家族で、仲の良い両親の下で真面目に育ちます。高校時代に彼氏はできますが、好きな人ではなかったからか、1年で破局。その後は親の期待も背負って勉強に邁進し、見事広島の希望大学へ進学します。そして、そこで好きな人ができますが、その彼は女性にモテるスマートな男性で、アピールできないこともあり中々進展しません。しかし、ある飲み会で雅子さんを介抱したのは彼でした。そして……。

「朝目覚めると彼の家でした。1年間ずっと入りたかった彼の家に、化粧も落とさず、ぼさぼさの髪の毛で寝ていましたね……。彼は私をベッドに寝かしてくれて、フローリングに寝ていました。もちろん服もちゃんと着ていたので何もなかったことは一瞬でわかりました。私が起きると彼もすぐに起きてくれて、水を持ってきてくれたり、使い捨ての歯ブラシをくれたりしました。その後はすぐに帰ろうと思っていたんですが、彼との話が思いのほか弾んで、初めて2人っきりでこんなに長時間話しましたね。そして思い余ってそこで告白をしてしまったんです! 彼の返事はまさかのOKで、付き合うことになりました!そして、そのままエッチしてしまったんです。もう怒涛の1日でした。2人して学校をさぼって、夜まで一緒にいましたね。次の日に学校に行くと、やや冷ややかな目をしてくる女子はいたんですが、仲良くしてくれる子もまだいたので、全然気になりませんでした。だって1年間の片思いがかなったんですから」

その後順調な付き合いとはいかず、すぐに彼の浮気が発覚します。

「付き合って2か月くらいは順調でした。些細なことでもメールを送り合い、夜は常に一緒に過ごしていました。彼が、私の家に入り浸るようにもなっていましたし。でも、たまに飲み会といって連絡が取れなくなる時があって、怪しいと思って連絡が取れない時に彼の家の前でずっと待っていたんです。そしたら、女と帰ってきましたね……。女は私に気付いてすぐに逃げ帰ってしまい、彼に何度も謝られたことで未遂と信じて許しました。ショックでしたけど、別れたくなかったので。

でも、浮気はこれだけでなく、何度もありました。私に黙って合コンに参加してたり、彼の地元で高校時代の同級生と浮気していたりと散々でした……。それでも一度も体の浮気を確認できなかったので許してきたんです。周りからは『絶対にしているに決まっている』と言われていたし、私もそうだと思っています。でも、確定できるものはなかったので、彼を信じたいという気持ち一心でしたね」

就職を機に遠距離恋愛が始まる……

雅子さんは大学を卒業後に大阪の企業に就職。彼は大学院へ進学したことで遠距離が始まります。

「遠距離期間中、彼はお金がないということで、会いに行くのも私、2人で出かけるお金もすべて私が出していました。彼は就職したら返すから貸してほしいと言ってきましたし、私もお金のせいで会えないのは嫌だったんで彼にお金を貸して、近場から旅行も行きました。それに彼は奨学金で学校に通っていたので、お金のことは働いている私がなんとかしようと使命感もありました。彼が大学院に行っている2年間は遠距離でそんな感じでしたね。

遠距離中は浮気をしているのかどうか確かめようもないし、浮気ですむならいいと、何度も浮気されたことで感覚が麻痺していたのかもしれません。それに、私とはすでに5年以上付き合っていたので、特別な絆があると信じていました。彼は卒業後に京都の企業に就職しました。物理的な距離は近くなったのですが、彼は会社の寮に入ってしまって、忙しいからという理由で会えるのは月に2〜3度でしたね。そして、彼が就職して半年ほどで、彼は職場に好きな人ができたと言い、振られました……」

彼女の話を聞いて、ダメな彼をわかってあげられるのは私だけと、彼のダメな部分さえ支えてしまっていた気がします。そして今の恋愛はというと……。

「誰もいません。彼のことを考えなくはなりましたが、まだどこかで彼のことを引きずっています。あんなに一緒にいたのに、たった数か月の女性に負けたんです。もしかしたら遠距離中から誰かいたのかもしれませんけど、それでも彼は私を必要としてくれていたのに……。返すと言っていたお金も返ってきていません。そんなこと、もうどうでもいいですけどね。実は私は彼の妹と、今も仲良しなんです。付き合っている時に親に紹介してもらったことがあって、彼の妹と仲良くなりました。なので、彼の動向は今も知っています。妹は兄のフラフラしているところが嫌いみたいで、別れてからも私の味方をしてくれています。別れの原因になった職場の彼女とは、すぐにダメになったみたいです。いつか戻ってきてくれないかと、今でもほんの少しだけ思っていますね」

「彼が京都へ就職してから彼の元へ行ったのは、たった2回です。彼が関西に来てくれたのが嬉しかったのに、その頃には新しい彼女がいたのかも……。本当のことは今も知りたくないです」と雅子さんは語ります。