フィンエアーはフィンランドのナショナルエアラインで、世界で5番目に歴史のある航空会社です。日本からフィンランドに旅行する際はもちろん、経由便でヨーロッパを回るにも非常に便利です。先日、最新機体A350XWBを投入し、より快適な機内空間になりました。今回、Suits編集部は、その最新機体を体験取材してきました。

A350は成田発着のヘルシンキ便で投入されている。

女子ウケ(1) 言わずと知れたマリメッコとのコラボ

フィンランドを代表するブランドで日本でもファンの多いマリメッコと、フィンエアーはデザインパートナーシップを結んでいます。エアバスA330では人気の「ウニッコ」柄を機体にペイントしていたり、定番柄を用いた「Marimekko for Finnairコレクション」のテキスタイルとテーブルウエアを採用しています。

エコノミークラスの搭乗時。ブランケット、枕、お水がシートに置かれている。

こちらはビジネスクラス。

ビジネスクラスにはアメニティーの入ったポーチが提供される。中身はアイマスク、歯磨きセット、石鹸、ロクシタンのリップバームとクリーム。

CAさんが着けるエプロンもコラボ柄!

もちろん、食器や紙コップの柄もコラボしています(詳しくは次ページを!)

ビジネスクラスでの日本茶のサービス時には、このようなポットとグラスでいただけます。

また、機内販売では、コラボアイテムの一部を購入することもできますよ。

女子ウケ(2) 食事が美味しい!と評判

フィンエアーの食事はボキューズ・ドール国際料理コンクールのフィンランド代表に選ばれ、決戦まで残ったエーロ・ヴォットネン氏による、北欧をベースにした料理が提供されています。

エコノミークラスのメイン、合いびき肉とポテトのマッシュ。(ヘルシンキ発便)

エコノミークラスでも満足度の高い機内食ですが、ビジネスクラスはというと……?

ビジネスクラスの前菜、薄塩サーモンときゅうりのピクルス ホースラディッシュクリーム添え。

ビジネスクラスのメイン、牛胸肉の照りをつけたグリル キャベツとトリュフのソース。

食後はデザートワインやチーズがいただける。このチーズ、かなり美味しいです!

デザートにはフィンランドのオーガニックアイスクリームのJYMYも。

もう、高級レストランでいただくフルコースですね。ちなみに食材には有機/自然農産物や天然・フェアトレードのものを使用するなど、食事に気を使っている女性も満足の内容です。ビジネスクラスではシャンパンも導入し、ワインのセレクトもなかなかのものだとか。

女子ウケ(3) マスク不要!乾燥が少ない機内

エアバスA350は空気清浄機能が、他の機体よりも格段にアップしています。女子の飛行機旅と言えばマスクが必需品でしたが、万が一忘れてもこの機体ならダメージは少な目です。飛行機の中の乾燥で爪が割れやすくなる、髪がゴワゴワになる、といった経験がある女性には、断然フィンエアーのエアバスA350をオススメします。なんたって、超乾燥肌でマスクが手放せないSuits編集部員がフライト中にマスクをするのを忘れるほどです!

個人的な感想ですが、リップクリームを塗る回数がいつもより少なかった!

女子ウケ(4) なんと女性専用トイレがある!

機内でおじさんが上げた便座を下すの、嫌じゃないですか?そんな女子のためにあるような、女性専用トイレがビジネスクラスにあるんです!

女性専用トイレでは、フェイシャルマスクなどのアメニティも置かれている。

もちろんアメニティーやハンドクリーム、おしぼりは常備。このトイレを使いたいがために、ビジネスクラスにしたいと思うほどキレイです!

女子ウケ(4) 機内販売がかわいくてお得!

お友達へのお土産が足りないかも、余ったユーロを使い切りたい……という時に便利に使えるのが、機内販売です。先に述べたマリメッココラボのアイテムが購入できるだけではなく、200年の歴史を誇る老舗テキスタイルメーカー・フィンレイソンのムーミングッズも購入できます。

見ているうちに、どんどん欲しくなっちゃいます。

ちゃっかり購入しちゃいました。タオル3個入り20ユーロ。

女子ウケ(5) なんとサウナもある!心地よいラウンジ

たとえエコノミークラス利用だとしても、フィンエアーでは48ユーロを支払えばラウンジで寛ぐことができるんです!そして、こちらで振る舞われる飲み物、食べ物も、もちろんマリメッココラボの食器が使われています。

ヘルシンキ・ヴァンター空港の36〜37ゲートの間に位置するラウンジ。

マリメッココラボの食器とナプキン。

睡眠スペースもあり!

無料wi-fi、ワークスペース、新聞、雑誌、電源など、多彩なサービスを準備。軽食ビュッフェもあり、搭乗までの時間を快適に使えます。

そして何と言っても注目は、プレミアムラウンジにあるフィンランド式サウナ!6人用で男女共同ですので、水着はマスト。シャワールームもあるので、汗をかいても安心です(残念ながら水風呂はありません)。

サウナ室の扉。サウナー(サウナを愛する人の総称)界では一度入ってみたいと話題になっているとか。

女子ウケ(6) フライト時間が短い!ヨーロッパのアクセスが楽ちん

ヘルシンキを乗り換え地としてヨーロッパ各地へのアクセスが素早くできる、というのも魅力のひとつです。成田、名古屋、関空の3空港からデイリーで直行便を運航しており、夏季は福岡からも週3便運航。エコノミークラスのシートも疲れにくいと評判のレカロ社(A330)、ゾディアック社(A350)のシートを採用し、心地よいフライト時間を過ごせます。ビジネスクラスではフルフラットシートを導入。エコノミー席でもピッチが他より長めのエコノミーコンフォートシートがあるので、ビジネスはちょっと厳しいという人もこちらなら現実的かもしれませんよ!

エコノミーコンフォートとエコノミークラス。

いかがですか?快適なフィンエアーで夏休みの旅行プランを考えるのも、オツなもの。ストップオーバー・フィンランドを使えば、ヨーロッパの他の国に立ち寄るついでにフィンランドに最大5日間滞在することができます。女子に優しい機体をぜひ体験してみては?