21日、韓国の大学講義で、教授や講師らによる女性差別や女性蔑視、セクハラまがいの発言がいまだ横行していると、韓国の複数のメディアが報じた。写真は韓国の地下鉄車内。

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2017年6月21日、韓国の大学講義で、教授や講師らによる女性差別や女性蔑視、セクハラまがいの発言がいまだ横行していると、韓国の複数のメディアが報じた。

韓国東国(トングク)大の総女学生会は15日、講義中の「性差別・嫌悪・卑下発言」について先に行った講義モニタリング調査の結果をフェイスブックに公開した。10日間の調査で報告された情報は全45件で、「女性差別」が29件、「性的マイノリティー差別」が9件、「障害者差別」と「人種差別」が各2件、3件が「その他」に分類されたという。

最も多かった「女性差別」には、「地下鉄で化粧をするな。フランスでは体を売る女性がやることだ」という教養科目講義での教授の発言や、「女子学生は当然、三国志など読んだことがないだろう?」「男子は公的なことに興味を持つから、女子よりも新聞をよく読む」との指摘が挙げられた。

他にも、「女性がみんな『永久就職』するから韓国の国内総生産(GDP)が低い」とか、「おばさんたちがノースリーブにホットパンツみたいな服で歩くのは、自信のあるスタイルを見せびらかすためだ」と発言した教授もいたという。

また性的マイノリティーや障害者に関しては、「同性愛者は遺伝的な突然変異だ」とか、「私は四肢がまともだから障害者よりもはるかに幸せ」との発言が報告されている。

この報道には韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられているが、とりわけ最初に挙げられた「地下鉄での化粧」についての意見が目立つ。中でも「これは性差別ではなく基本的なマナーの問題」「地下鉄やバスで化粧するのをよく思う人はいないよ」「教授の言葉は間違ってないし、車内で化粧されるのは本当に迷惑なんだよ!」といった声が多くの支持を得ており、学生会の「女性差別だ」との指摘に賛同するコメントは見当たらない。

また、「どこが問題なのか分からん」「女性差別は大きな問題ではあるけど、指摘された発言のどれも女性嫌悪ではないと思う。例えば女性がゴキブリを怖がると指摘するのは女性嫌悪なのか?ゴキブリを怖がって差別されたことでもあるの?」と、「化粧」だけではなく他に「女性差別」とされた発言に対しても疑問の声が多数上がった。(翻訳・編集/吉金)