今季限りでの引退を表明した女子プロゴルファー宮里藍(31)が、“オヤジの玩具”になるしかない?

 去る6月7日、日本ゴルフ協会は定例の理事会を開き、その後の会見で、五輪競技対策本部強化委員長・倉本昌弘氏が、「(宮里に)東京五輪での女子担当コーチを要請したい」と打ち明けた。
 同日のその時間、宮里はサントリーレディスの試合会場にいた。だが、倉本氏は「五輪競技対策本部の総意」とも言い切った。
 「宮里は引退後の人生プランについて『ゴルフに関わっていきたい』とは言っていましたが、曖昧にしているところもある。ただ、担当コーチについては、宮里の今季全日程終了後の正式要請を前に、すでに水面下で承諾の意志確認もされていたと見るべきでしょう」(専門誌記者)

 突然の引退表明については、米メディアも取り上げていたが、冷静に捉えており、各競技のトップ選手の年齢が若くなっている点についても触れていた。
 「若くして頂点に立つと、燃えつき症候群のようになると懸念していました。同時に、若者のゴルフ離れが深刻だとし、米国ゴルフ市場調査会社『ナショナル・ゴルフ・ファンデーション』のデータを紹介。ゴルフ人口そのものが減少傾向にあるとも指摘している」(海外特派記者)
 同データによれば、趣味でゴルフをする愛好家も、5年間で200万人も減少したという。

 そもそも若者のゴルフ離れの最大要因は、プレー時間が長いことにある。テレビ中継もしかりで、スポーツでありながらスリリングな展開もなく、無言の心理戦が延々と流されているだけ。その奥深さを理解し、楽しめるのは、やはり人生経験の豊富な年長者に限られてしまうのだろう。
 「昨夏のリオ五輪からゴルフ競技が復活しましたが、日本はゴルフの中継を見送っている。しかし、東京五輪となるとそうもいかない。そこで協会は、宮里がコーチになれば、普段、ゴルフに興味を持たない人たちにアピールでき、視聴率にもつながると踏んだわけです。コーチにはリオ五輪で男女双方を指導した丸山茂樹氏も残留する。しかし、笑顔と実力でオジサンたちのアイドルだった宮里が加わったところで、根本的なゴルフの若者離れの歯止めにつながるとは思えません」(ゴルフ関係者)

 五輪本番まで、どこまで注目を集められるか。