米誌フォーブスは21日、「中国サッカーのゴールドラッシュがグローバル化においてもたらす啓示とは?」と題する記事を掲載した。資料写真。

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米誌フォーブスは21日、「中国サッカーのゴールドラッシュがグローバル化においてもたらす啓示とは?」と題する記事を掲載した。

2002年、中国男子サッカーは初めてワールドカップ(W杯)の出場に成功した。中国のファンにとってこれは、中国男子サッカーが獲得した最も高い成績だった。それ以降、中国男子サッカーは一度もW杯に出場したことがなく、現在も2018年開催のロシアW杯の出場に可能性があるだけという段階だ。この大きな目標が実現できるなら、中国のサッカーファンは中国政府がサッカー発展のために努力したことに心より感謝するだろう。また、彼らは市場、ファン、商品および文化を一体化させたグローバル化にも感謝することになるだろう。

現在、中国企業が欧州各地で巨大な資金を利用してクラブを買収し、その国内サッカーの発展に投資することに伴い、中国サッカーもグローバル化の道を歩んでいる。では、このような中国サッカーの動きは何を教えてくれているのだろうか。

1、世界の実力の中心は移っている
第2次世界大戦が終わってから、世界の秩序は主に西側国家の影響力によって作られた。政治と同じく、サッカーにも実力の中心が存在するのだ。つまり、ラテンアメリカと欧州国家だ。一般的に言えば、往々にしてラテンアメリカの選手がスキルを武器にしている一方、欧州国家は高度な戦術とサッカーの流行によってチームを発展させることが得意だ。欧州国家のサッカーレベルが連動的に発展することができるのは、国境の壁の低さと密に交流する経済のおかげだ。グローバル化が実現されている全ての経済大国の様に、イノベーションを迅速に広げることができるため、これらの国家はすでに世界サッカー界で最も影響力がある「基地」となっている。現在の中国は、外交舞台で存在感を増やすのと同じやり方で、世界サッカー界に進出しているのだ。

2、グローバル化の実現は中国にプラスとなる
中国はグローバル化の中で勢いよく進んでいる。サッカーにせよ、経済分野にせよ、グローバル化はプラスとなる。これがサッカーブームの2番目の啓示だ。ジャーナリストのサイモン・クーパー氏はスペインの経済グローバル化の推進を背景にスペインサッカーが輝かしい成績を上げた道をつづった。同様に、経済のグローバル化は中国をはじめとする世界の生活水準を向上させた。現在、中国は経済構想圏「一帯一路」などを積極的に促進することによってグローバル化のさらなる進展を推進している。中国のサッカークラブは優秀な人材を外国から招致して自らの実力を増強させている。さらに、欧州のクラブに投資することで優れた人材育成やマーケティングを勉強している。中国はグローバル化の中をすさまじい勢いで突き進み、経済の発展を推進し、雇用機会の創出に励んでいる。サッカー市場のグローバル化実現によって中国は大いなる成果を収める見込みだ。

3、グローバル化のプロセスには失敗もあれば成功もある、中国は慎重さが必要
全体から見れば、グローバル化によって人々の生活水準は向上している。だが、苦しい立場に追い込まれる人も存在する。製造業が中国に移転したことで、米国のブルーワーカーは苦境に陥ってしまったという。サッカーもそれと同じだ。欧州ではクラブとナショナルチームの利益をいかに均衡させるのかについての論争がやまない。中国はこういう問題に重大な関心を寄せて、国内の試合が給料や高価な移籍費用に縛られないよう注目している。

4、勝利を祈ること
中国のサッカーファンの間に、よく知られる冗談がある。天国に行った死者の一人は神様に願いを一つ叶えることができると言われた。「中国のサッカーチームがワールドカップで勝つように」とお願いしたが、「それは無理です。ほかの願いはありませんか」と神様は残念そうに話した。しかし、世界の実力の中心が東に移り、中国がグローバル化を引き続き推進するにつれて、サッカーの優勝を神様にお願いする必要はもう無くなるだろう。(提供/環球網・編集/インナ、黄テイ)